エレドラに最適なヘッドホン！

ヤマハから新しいオープンエア型のヘッドフォンHPH-200が発売されました。
（といっても、もう発売から３ヶ月くらい経ってますが）

今まで、エレドラ(YAMAHA DTX900）用のヘッドホンモニターは、YAMAHAのRH-5Maを使っていましたが、今回、HPH-200をDTX 900に使って、双方を比べてみました。

ちなみに、HPH-200の実売価格は12,000円ほど、RH-5Maは3,700円くらいなので、値段は３倍以上違います。
しかし、結論から言えば"エレドラ用のヘッドホンモニタ"としては、RH-5Maの方が良いと思いました。
HPH-200はあくまでも純粋に音楽鑑賞用（iPod等でMp3等の圧縮音源を再生するには最高）のヘッドホンですね。


YAMAHAのRH-5Maは、エレドラ（YAMAHA DTX）には最適なヘッドフォンモニターだと思います。

低音から高音までバランス良く出ていて、生ドラムのリアル感が再現できます。
どちらかというとハイの方が強いので、シンバルとかのサウンドもかなりクリアに感じますし、スネアドラムの倍音や、スナッピーの暴れ、タムのサスティンもきれいに聞こえ、実際に生ドラムを叩いているようなアタック感があります。
特に、ヤマハのエレクトリックドラム DTX900の生ドラム音源は、アコースティックドラムの音をサンプリングしているので、このヘッドフォンを使えば、特に威力を発揮！　
アコースティックドラムを演奏している生々しさを感じる事ができます。
そして、完全密閉じゃないので、パッドを叩いている音も漏れ入ってMIXされ、さらに"叩いている臨場感"を盛り上げるのかもしれません。
DTX Drumsにはいろいろなヘッドホンを試してみましたが、このRH-5Maが一番いい感じです。
"生ドラム叩いてる感"があります！！
RH-5Maは価格が安いのも魅力。　
実売価格3,700円程度なのに、このクオリティは素晴らしいです。
イヤーパッドが交換できないのが難点。安いからしょうがないですけどね。
もう５年以上は使ってますが、そろそろイヤーパッドの部分が劣化し始めました。
↑追記：イヤーパッドは交換できるようです。ヤマハの特約店で『CX810511』という品番で注文できるそうです。


で、ヤマハの新しいヘッドホン HPH-200もエレドラ（YAMAHA DTX900）に使ってみました。

出力はRH-5Maと比べて、充分あります。
サウンド的にはこれはこれで悪くないですが、ドラムサウンド単体としてはちょっときれいにまとまり過ぎてる感があります。（中低音がよくでているので、かなり迫力は出ますけど）
ハイがキツすぎない分、シンバルのキラキラ感やドラムのアタック感が丸くなる感じで、RH-5Maのような生々しさは減ります。　
うーん、これは音楽鑑賞用のヘッドホンですねー。
HPH-200を使い、iPodで自分のレコーディング音源を再生してみたのですが、ボーカル、アコースティックドラム、ストリングス（生）、ピアノなどのサウンドが気持ちよくきれいに再現されてたし、迫力も出ていました。
HPH200は、音楽を聴くにはとても最適なヘッドホンですね。
ハウジングが１８０°回転するので、片耳だけでモニターする事も可能です。


以上のような感じで、ヘッドホンは使い分けが必要なんだなと思いました。


HPH-200は、音楽鑑賞用として、iPod等の携帯用音楽プレイヤーで音楽を聴くにはとても素晴らしいですが、
エレドラで生ドラム感を再現したいなら、RH-5Maが最適ですね。

簡単にまとめると、HPH-200は、あくまでも音楽鑑賞用のヘッドホンで、
RH-5Maは、電子楽器用に最適なモニターヘッドホンということですね！



ついでに、レコーディングスタジオでは定番のヘッドフォンモニター『SONY MDR-CD900ST』とも比べてみました。

これはこれでもちろん悪くないですが、聴き比べた感じでは、エレドラでもiPodでも、ヤマハを使った時の音のほうが僕は好きです。
SONY MDR-CD900STは荒いというか、生々しい感じで、あくまでもレコーディング現場用のヘッドホンモニターという感じです。　音楽鑑賞には向かないかも。　ま、好みだけどね。

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