味覚 本店(内幸町)『頂天石焼麻婆豆腐(中辛)』
辛さ満足レベル:☆☆☆+
旨さ満足レベル:☆☆☆+
先日、このお店の二号店で『麻婆豆腐弁当』の超激辛を家に持ち帰って食べました。
基本の味は良かったのですが、辛味調味料のせいか味のバランスが良くなかったので、今度はお店でノーマルの辛さのものを食べてみようと思い、二号店からほど近い本店まで行ってきました。
昼時に行ったので並びはしなかったのですが、ほぼ満席でした。
OL二人組のテーブルの向かいに相席させられました....。
麻婆豆腐は、お店では『頂天石焼麻婆豆腐』という名称になっていて、石の器に入れられてグツグツ煮立ったのが出てくるそうなのです。
辛さは "薄辛・普通辛・中辛・激辛"の4段階から選べますが、頼めばさらに辛い"超激辛"も作ってくれます。
超激辛は味のバランスがイマイチだったので、今回はあえて"中辛"を頼むことにしました。
向かいのOL二人組は二人とも石焼麻婆豆腐を食べていました。
食べるのが遅い感じです。辛せいで箸が進まないのか?
だけど会話の内容からすると二人とも"中辛"を食べている模様。
「向かい合ってるから気まずいな。俺は絶対大汗かくだろうから嫌だな...早く食い終わって帰ってくれないかな」
とか思っているうちに僕の石焼麻婆豆腐がグツグツ音をたてながら運ばれてきました。
油がとびちらないように石鍋の上に紙ナプキンがかけられています。(写真撮り忘れました)
いつまでたってもグツグツが収まらないのでなかなか食べられません。
上にかけられている紙ナプキンをとると油が飛び散るので、なかなか手をつけられないんです。
5分くらい待ったでしょうかね。
やっとグツグツも収まり、食べられそうになってきたので、上に乗っている紙ナプキンを外しました。
いただきまーす。
ケホケホ!!
と、一口目で噎せてしまいました。
食べるときに湯気を気管に吸い込んでしまったようです。油断してました。
どうやらけっこう辛いみたいです。
しかも、熱い!!!
僕は猫舌なのです。
どうやら向かいに座ってるOLは、辛いせいで食べるのが遅いのではなくて、熱さのせいで食がなかなか進まないようです。
この熱さ... 食べるのに時間がかかりそうです。
しかも熱くて暑いので、すぐに汗だくになりました。
向かいのOLは「あたしは"激辛"を食べたことあるけど、なんとか完食したよ」なんて会話をしています。
「僕は超激辛食べましたよ」と会話に参加する勇気もなく、大汗をかきながら一人黙々と食べる僕。
一発目で噎せて、しかも大汗をかきながら食べている僕は、『辛いのを汗かきながら無理して食べているかわいそうな男』にしか見えないんだろうな...。
『中辛』は『超激辛』よりは味のバランスはとれている感じでした。
麻味は弱めではありますが、辣味はけっこうしっかりしています。
とにかくかなり熱いので、猫舌の僕にはかなりきついです。 (火傷してしまったのか、上顎の皮がむけました)
味は、僕の好きな味ではありませんが、これはこれでなかなか美味しいです。
ネットの情報によると、ピーシェン豆板醤を使っているようです。でもピーシェンっぽい味ではない気がしますけどね。
陳麻婆豆腐店の麻婆豆腐とはまた違った味です。
陳麻婆豆腐のほうはシンプルで美味しいですが、こちらのほうは複雑なダシが利いていておいしい感じです。
どちらも違った美味しさがありますね。
ふうふう冷ましながらやっと半分まで食べましたが、それでもまだまだ充分熱さが残っています。
おそるべし石焼き! なかなか冷めてくれません。 暑いのはいいんですが、猫舌な僕にはここまでの熱さは必要ないんですけどね。
辛さ的には陳麻婆豆腐店の本店の辛さと同じくらいかなと思いましたが、冷めてきたら辛味も弱まってきました。
どうやら熱さのせいで辛味が強いように感じたのでしょうね。
それでも、日本における常識的な『中辛』のレベルよりは明らかに辛いです。
頂天辣椒を使っているということですが、頂天辣椒ではない辛さがあります。(ちょっと刺すような辛さ)
もし頂天辣椒だけだったらこの辛さは出ないはず。違う唐辛子も使っているのかもしれません。
けっこうクセのある唐辛子の風味が感じられます。中国の頂天辣椒(唐辛子の種類)ではなく台湾の頂天辣椒(商品名)のような風味ですね。
まぁ、味はそこそこおいしかったです。
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辛さよりも味と品質重視。(でも、辛さにもこだわってます。)
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