中村屋『本格四川 鮮烈な辛さ、しびれる麻婆豆腐』
辛さ満足レベル:☆☆
旨さ満足レベル:☆☆☆☆(甘くなければいいのに!)
昨年の夏に放送されたTBSのテレビ番組『マツコの知らない世界』で、僕が選ぶ麻婆豆腐の素ランキングで2位としてご紹介させていただいた、中村屋の『本格四川 辛さ、ほとばしる麻婆豆腐』ですが、放送後にかなりの反響があったようで、1位の『陳麻婆豆腐の素』と共に、一時はあちこちで品切れが続出していました。
流石にもう落ち着いていて、最近では普通に店頭で見かけるようになりました。
番組の効果は相当だったようで、中村屋さんは辛さニーズがあると確信したのでしょうか、もう一段辛さを強調した新製品を出してきました!
従来のシリーズの中で一番辛かった『辛さ、ほとばしる麻婆豆腐』よりも辛さを強調した『鮮烈な辛さ、しびれる麻婆豆腐』を出してきました。
辛さランクは、以前の『辛口』のレベル5を超えた『6』となっていて、『三種の唐辛子のつきぬける辛さ』と書かれています。
今回出た新製品の特徴は以下の通り。
『三種の唐辛子を使用』
赤唐辛子と二種類の青唐辛子を使っているようです。
原材料を見ると、青唐辛子のうちの1種類はハラペーニョ(ヤラピノ)を使っているそうです。
ハラペーニョはあまり辛くない唐辛子で、メキシコ系の料理とかによく使われるものなのですが、僕は麻婆豆腐には合わないかなと思ってたので意外です。まあ、入れる量によりますけどね。
僕はなんでも大量に入れるので、ちょっと癖のあるハラペーニョは入れすぎるとハラペーニョ味が強調されるのです。でも、隠し味として少量入れればいい感じになるかもしれません!
『四川山椒(花椒)』もついています。
これは今までもついてましたね。 添付の小袋ではちょっと量が少ないので、麻味が好きな人にはかなり物足りないかもしれません。
ただ、花椒に親しみのない (慣れていない)人は少量でもきついかもしれないので、この小袋くらいが一般的には適量なのかもしれません。
花椒も入れすぎると味の邪魔をするので、僕はそんなに大量には入れないのですが、この量では少なすぎます。(家には花椒を常備しているので問題ないですが)
その他
『三種のひき肉を使用』
これは今までもそうだったかな? 鶏肉、豚肉、牛肉を使っているそうです。
僕は、麻婆豆腐を作るときは基本的には牛肉100%を使い、時には牛豚の合挽きを使うことがあります。
でも、鶏肉は使ったことはなかったです。(日本の麻婆豆腐は鶏ひき肉を使うことも多いです。)
好みでしょうけどね。 僕は鶏肉、豚肉、牛肉のブレンドで麻婆豆腐を作ったことがないので、今度自家製麻婆豆腐で試してみようかな・・・。
以上が、今回の新製品の特徴です。
では従来の『辛さ、ほとばしる麻婆豆腐』と、今回出た『本格四川 鮮烈な辛さ、しびれる麻婆豆腐』の原材料を比べてみましょう。
『辛さ、ほとばしる麻婆豆腐』の方の原材料
今回の『鮮烈な辛さ、しびれる麻婆豆腐』の原材料
なんで、砂糖入れちゃうんだろ・・・・。
日本人は何の料理にも砂糖入れたがりますね・・・。
入れるなとはいいませんが、甘ったるくなるまで入れて欲しくないです。(料理によります。)
日本では、麻婆豆腐もカレーもパスタも砂糖が入っているのが普通ですが、本場のインドカレーやイタリアのパスタ(トマトソース系)などには砂糖が使われないのが一般的です。
キムチも砂糖は入れずリンゴなどの果物や韓国唐辛子の甘みで甘みを出したりします。
麻婆豆腐も元祖の麻婆豆腐レシピでは砂糖は使いません。(甜麺醤も使いません)
砂糖を入れなくても、素材から出る自然な甘みで充分だと僕は思います。
ちなみに、僕も料理には砂糖をほぼ使いません。(とは言ってもそこまで色々料理するわけじゃないですが)
あと、砂糖が入った甘い飲料はほとんど飲みませんし。 お菓子は例外ですけどね!
甘いお菓子(洋菓子系)は大好き!
話それました。
箱を開けてみます。
ひき肉入りのレトルトパックと花椒の小袋のセットです。
あ、ドラムスティックは付いてませんよ!
ひき肉は入っているので、基本的には豆腐とネギとサラダ油を用意するだけです。
僕は油は大豆油を使うようにしています。
鍋に開けたところ。
ちょっと今までのよりも赤みがかっている気がします。
唐辛子のせいかな?
今までのはもう少し黒っぽい感じだったと思います。
作り方は簡単。
ソースと豆腐を煮込んだ後にネギを入れるだけで完成。
豆腐は木綿を使いました。僕は麻婆豆腐には基本的には木綿豆腐を使いますが、
上品さと口当たりの滑らかさを求めるなら絹ごしをお勧めしますよ。
この商品一箱は2〜3人前用となっていて、使う麻婆豆腐の量は2〜3人前あたり300グラムとなっていますが、麻婆豆腐を主食とする場合、豆腐300グラムだと1〜1.5人前だと僕は思います。
麻婆豆腐を数あるおかずの中の一品とする場合はいいんでしょうけどね。
僕は、麻婆豆腐を食べるときは、麻婆豆腐とご飯しか食べないのが基本なので、僕の一人前は豆腐200〜300グラムです。
出来上がり。
葉ニンニクなども入れず、基本的にはパッケージに書かれている作り方通りに作りました。
見た目はそんなに悪くないですね。
やはり色はちょっと赤みが強目になっています。
では、食べてみましょう。
確かに、シャープな辛さはありますが、激辛と言っていいような辛さではなく、一般的な『辛いもの好き』な人が『辛いねー』と言いながら美味しく食べられるようなレベルです。
陳麻婆豆腐よりは多少辛さは控えめかな?
ひき肉もそこそこ入っていて、見栄えは悪くない程度の量は入っています。
たまにひき肉入りのレトルト麻婆豆腐で、肉が極端に少ないのとかありますからね・・・。
相変わらず砂糖のせいで甘みは結構あるのですが、そこまで嫌な甘さではなく、ライスは一応欲しくなります。
日本人に受け入れやすい味付けになっていると思います。
そもそも『麻辣』が好きな人は、家に唐辛子や花椒の一つや二つあるでしょうからね!
一番大切なのは、基本の味が美味しいかどうかということ。
==ここから追記===
せっかくなので、『辛さ、ほとばしる麻婆豆腐』と『鮮烈な辛さ、しびれる麻婆豆腐』の両方を作って食べ比べてみることにしました。
これが『辛さ、ほとばしる』の方。
こっちが『鮮烈な辛さ、しびれる』の方。
『鮮烈な辛さ、しびれる』の方がさっぱりしていて豆腐の味が残ってる感じがします。
『辛さ、ほとばしる麻婆豆腐』の方が豆板醤の風味が強くコクがあり、より麻婆豆腐な感じはします。
先日、ちょっと歴史のある中国料理の店で四川風麻婆豆腐を食べましたが、そこの麻婆豆腐よりも中村屋のレトルト麻婆の方が美味しかったです。
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