ドラマー涼の激辛ブログ『Eat with fire!』

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スネア改革

2005年06月17日 | ドラムや楽器の話題
メインで使っている3台をPOPS仕様に改造。
改造と言っても、ヘッドとかスナッピーを交換するくらいだけど... 
メインの3台は、ジルジャンスネアと、ヤマハの特注2台。
ちなみに、演歌系をやる時は昔のYAMAHA YD9000の深さ8インチのやつ。演歌はこれしかないって感じ。 

で、こないだスネアのヘッドを総交換して、満足したばっかりなのに、なぜまたスネアを改革しようと思ったか。
先日、Blaw Job Silverというバンドのライブをやってきたんだけど、けっこうハード系(パンカビリーといわれている)なので、ジルジャンスネアしかない!と思って使ったら、あとでビデオを見てみると、スネアが「カンカン」で耳障りなサウンドになっていた。けっこう聴いてて不快なサウンド。
おかしい...そんなつもりじゃなかったんだけど...。
まぁ、ある程度はPAさんの調整にもよるものかもしれないんだけど、なんか納得いかなくなった。
このままPOPS系でも使おうと思っていたのに、これじゃダメだ。
ましてや、これからPOPS系をやることが増えそうなのに...
一度気になると、いても立ってもいられなくなる性格。
新しいスネアも欲しいな~、なんて思ったけど、楽器は使ってなんぼ”だと思っているし、無意味に沢山持っているのもなんなんで、チューニングで対処する事にした。
 
で、行きつけのI楽器店に走り、スナッピーやらヘッドやらを調達。
スナッピーはPURE SOUNDというちょっと高めの「いいやつ」に変更。スナッピーワイヤーも20本や24本の幅広タイプにする事により、スナッピーのセンシティビティと存在感を意識。
ヘッドはパワーストローク(先日一新したばかりなんだけどねぇ)からスタンダードなコーテッドアンバサダーやエンペラーの1プライに変更。
最近は、ずっとノーミュートで"自然な鳴り"にこだわっていたんだけど、ギターがエフェクターをかけて音色を変化させるのと同じように、ドラムも、"音色を変化させる意味合いでのミュート"をもっと多用してもいいのかなと思い、最近めっきり使わなくなっていたリングミュートを使う事にした。
ポンタさんが、リングミュートやティッシュペーパーミュートを多用して、すげーいい音を出していたし。 余分な倍音をカットするリングミュートの良さを再認識。(昔は多用してたんだけどね)
とはいいつつ、今まで使っていたスネアヘッドは、最初から裏面にリングミュートがついていたんだけれども...。

あとはサウンドのチューニング。 これからじっくりやります。
でも、なんだかんだで、自己満足なんだよね。わかってる。
自分の耳で生音を聞いて「おお!最高!」と思っても、マイク通すと「はぁ?」ってなる事もあるし。
逆に全然納得のいかないまま使ってみると「めちゃいい音」で録れた事もある。
まぁ、最終的にはマイキングやマイクの種類、エンジニアの調整次第になると思うんだけど....
でも自分に聞こえる音が、自分の納得いく気持ちよいサウンドであれば、安心してプレイできるのかなと。 
「楽器に気を取られたら音楽に入れない」と青山純さんもおっしゃってます。
「タムが鳴ってないな、とか、それを考えながら演奏に入っちゃうと、音楽に入れない」と。
その通りだと思います。

どんな状態の楽器でも気にせず演奏できるのが理想なのかもしれません。  
でも、サウンドや楽器には常にこだわりを持っていきたいと思います。


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1 コメント

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たしかに (Jr.)
2005-08-21 13:27:46
「ファンキー末吉さんのメルマガより抜粋」



もともとドラムの音っつうのはドラマーが自分の耳の位置で聞いて一番いい音に叩いとる

それをひとつひとつの太鼓のあんなにそばのマイクで音拾って録音したところで

到底自分の聞いているドラムサウンドとは似ても似つかない

これはライブでも同じことで

ドラマーは一生自分の出音を生で聞くことが出来ないので

PAエンジニアに全てを托すしかない

つまり録音した音、ライブの音はすでにワシの音ではなくエンジニアの音なのである



○電子メールマガジン「ファンキー末吉とその仲間達のひとり言」

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