川沿いを水元へ

ベーシストＴから『日帰りサイクリングコースガイド（CYCLE SPORTS 2007年5月号付録）』という本をもらった。
早速、それに載っていたコースを走ってみる事にした。　
葛西臨海公園から中川（荒川）沿いを北上して、川沿いに水元公園へ、そこから江戸川に出て南下、柴又を経由して新中川に出て、旧江戸川沿いを葛西臨海公園に戻ってくるという、約５０kmのコースだ。
ほぼ車道を通らずに、ずっと川沿いを走ることができる安心コース。
もちろん、葛西臨海公園までもチャリなので総走行距離は約７５kmだ。
（途中で、同じガイドブックを持っている自転車乗りを見かけた。　おもろい）



のんびりと午後に家を出発、葛西臨海公園を経由して中川（荒川）を北上。


高速道路（首都高環状２号線）の真下を通る。　とても快適。　
右側が中川、左側は荒川。


途中、江戸川競艇を目の前で見る事が出来る。
ここから撮影


大邸宅を発見。（川の手前）　
右端に門が写っている。左側にあるのが家だ。庭もかなり広い。　
総面積は俺の家より広いんじゃないか？
航空写真にも写っていた


さだまさしさんの歌「木根川橋」にもでてくる「木下川薬師（きねがわやくし）」
荒川と中川はこの辺で分かれる。　今回は中川沿いに進む。
ここ

中川沿いを走っていると、あることに気づく。　
川面よりも、周りにある土地の方が低いのだ。　　天井川というやつだ。

中川をずず～と遡って行き、大場川という川へちょっとそれると

ここが東京２３区内か？と思うような風景がそこには広がっている。（とは言っても、対岸は埼玉県だが．．．）
ここから撮影


そしてちょっと進むと、都内屈指の大公園「水元公園」がある。
端から端まで４kmくらいあるんじゃないかな？



２３区内とは思えないほどの自然が広がっている。
とは言っても、２３区の果てで、対岸は埼玉県三郷市であるが．．．

公園内で、草加（埼玉県）から自転車で来たというおじさんに声をかけられた。

なんと、この自転車、３０年乗っているそうなのだ！　俺の年齢と変わらないじゃん（笑）
しかも、３０年の間にベアリングを１回交換したくらいで、チェーンさえも交換した事がなく、ほとんど当時のままらしい。
すばらしい。（さすがにタイヤは交換してるらしいけど）
「どんなにいい自転車に乗っても結局性能はエンジン（人間）で決まる」と、しきりにおっしゃってました。
確かに！！


水元公園から江戸川に出て、江戸川自転車道を南下。

ちょっと走ると金町浄水場の給水塔が見えてくる。　
その先には、演歌で有名な「矢切の渡し」がある。
現在でも渡し船が出ているが、対岸（千葉県）に渡っても何もない。みんな何の為に乗るのだろう？
特別景色が良いわけでもないし．．．．

すぐそばには寅さんで有名な「柴又帝釈天」がある。



映画『男はつらいよ』で、寅さんの実家の設定になっている『とらや』で草団子を買って食った。
とは言っても、俺は「男はつらいよ」は観た事ないんだけどね。
ちなみに、僕は以前はこの近辺に住んでいました。（高砂だけど）

柴又から高砂までは、一般道を走ります。　
高砂駅脇の踏切は"開かずの踏切"として有名です。
駅のすぐ脇であることと、京成本線、京成金町線、北総鉄道が交わる駅なので、電車の往来が激しい為だ。
今回も、ご多分に漏れずひっかかってしまった。

高砂から新中川を川沿いにひたすら南下。
途中、川の真ん中に「妙見島（みょうけんじま）」という島があります。　
　
見た感じでは島には見えないけど、島なのです。　
島の建物のほとんどは工場だけど、人も住んでいます。
ここから撮影
航空写真で見ると、島だというのがわかると思う。
ちなみに、僕は昔この辺（東葛西）に住んでいました。

さらに南下すると、『東京大停電』の原因になった事故現場があります。

写真の上に写っているのが送電線ですね。
ちなみに、遠くに写っている山は、千葉県唯一の活火山であるプロメテウス山（標高５１m）です。
大雷山（標高３３m)も写っているはずだけど見えませんね．．．．

暗くなる前に葛西臨海公園に到着！

葛西臨海公園の街灯は　木を模した街灯でした。　いいね。


天気がよくて良かった！
暑い夏はすぐそこだ。

暑いのは嫌だなぁ。