ヤマハの新しいドラムペダルがリリースされました!!!
FP9シリーズです。
ヤマハが新しいドラムペダルをリリースするのは10年振りです。
今回のペダル開発にあたって、僕もモニターとして色々フィードバックさせていただいているので、発売を心待ちにしていました。
僕のはチェーンドライブ(ダブルチェーン仕様)のシングルペダルで、品番は FP9C です。
ベルトも付属しているので、交換すればベルトドライブにもなります。
とにかく、デザインがかっこいい!
フットボードはロングボードになっています。
所々に入るブルーのアクセントがカッコいい!
なんかバイクっぽい? 速そうだぞ!!
アメリカのFP9のプロモビデオを見るとヤマハのバイクも映っているので、やはりその辺は意識してるのかもしれません。
ペダルの裏面も青い!!
滑り止め用(?)のゴムっぽい素材になっています。
ペダルの後方のヒールの方に、出し入れ可能なスパイクがついているので、ペダルの左右のズレを防止でき、さらに安定したプレイができます。(僕は今のところ使ってませんが、キックが安定しない現場では使えるかも?)
さらに、従来のペダルと比べて踵の部分の高さが低く(斜めに)なっているので、ヒールダウン奏法がやりやすくなってます。
バスドラムのフープに固定するネジは右側についているので使いやすいです。
一時期、ヤマハのペダルは、このネジが左側についている事があって、あれは使いづらかったなぁ。 逆に左利きの人は使いやすかったんでしょうけどね。
スプリングの強さは、なんとここのダイヤル↑で調整できます。
ダイヤルが上向きについているので、椅子に座ったままでも調整できるんですよ。
しかも、オートロックなので、緩んだりする心配がありません。
まあ、個人で使う場合はスプリングのテンションはそんなに頻繁にいじる箇所ではないですが、初期設定の時とかはすごい楽です。
いろんな人が使うスタジオ常備のペダルだったら、ここについていたらすごい便利ですね。
目盛りがついているので、自分好みの基本のスプリングテンションを覚えておく目安にもなります。 細かい配慮。
ダブルチェーンに付いているカム部分は3段階スライドにて調整することができるので、踏み心地の調整ができます。 僕はデフォルトで使ってます。
フットボードの角度とビーターの角度を独立してそれぞれ調整できます。
今までもできたのですが、より簡単に調整できるようになりましたし、ここにも目盛りがついているので、角度調整の目安がわかり便利です。
調整には六角レンチなどの特別な工具は必要なく、すべてチューニングキーで調整できます。
ビーターも大幅に変わりました!
3グラムの"アルミ"、9グラムの"ブラス" の2種類の専用ウェイトがついているので、1本のビーターで3種類のウェイトバランスを選べます。 (ちなみに、ウェイトを2個同時につけるのはダメらしいです。)
ビーターの下のパーツを引っ張ってウェイトを装着します。
こんな感じに装着↑
僕は、ビーターをいつもの位置(長さ)にすぐにセットできるようにビーターメモリーを独自に装着しています。(昔のヤマハのペダルに使われていたやつです)
今回のニューペダルは、発売前にヤマハで試奏させてもらった時もその踏み心地に感動しました。
今回届いて、何も調整しないでそのまま使ってみたのですが、特に何もいじらなくても、そのままのセッティングでかなり踏みやすい!
スムーズだし、安定している。
しかも、いつもより速く踏めるぞ。 ダブルはもちろん、トリプルも今までより明らかに楽に踏めます。
今、使ってるFP9500Cも、最初試奏した時にその踏み心地に感動したものですけどね。
今回はさらに別次元で良くなっているのでしょう。
FP9500C↓
今回のFP9は、フットプレートが長いロングボードタイプなので、僕にはロングボードが合っているのかもしれません。
このペダルはシンプルながらも実は色々調整できます。
しばらくは手に入れたままのデフォルトセッティングでライブやスタジオで使っていましたが、時間がある時にスタジオを借りてじっくりと調整してみました。
結局、チェーンをベルトドライブに変更し、ビーターにはブラスのウェイトを装着するのが一番しっくりきています!
フットボードの角度はデフォルトの状態(角度メモリの中間メモリ)。
ビーターの角度はメモリの中間を基準として、1.5メモリ分ヘッド側に傾けました。
スプリングの強さは、スプリングの巻いている部分の一番下部がスプリングメモリの一番下の部分を指す場所。(スプリング調整ノブから銀色の部分がちょうど飛び出さないくらいの位置)
ビーターの長さは、ビーターの棒の下側が2cm出る長さです。
さらに使いやすくなったので、、個人的メモ!!
ちょっとだけ心配しているのは、フットプレートが結構ツルツルなので、汗で滑りやすくならないだろうか? ということ。
僕は裸足で演奏するので、本番中に白熱してきたりすると、足の裏にも汗をかいたりすることがあります。 スライド奏法もあまり使いませんし、滑ると困るんです。
まあ、今の所、そこまで激しいライブをやっていないのでわかりませんが、大丈夫そうかな。
ビーター(の軸)を固定する部分は、面で押し当てて固定するようになりました。
今まではネジで直接ビーターの軸を固定していたので、ビーターの軸に傷がついたりしていましたね。(全然気になるレベルではないですが)
今度のは面で固定するので、しっかり固定できるようになったと思います。
ショルダーベルト付きのペダルケースも付属します。
マークはYAMAHAの音叉マークのみ!! 外ポケットの右側にさりげなく(?)YAMAHA Drumsの青いタグが付いてます。
外側のポケットは、スタジオに行く時とかにスマホや財布を入れたりできそう。蓋はマジックテープ式で開閉できます。
バッグの裏にもYAMAHA Drumsのラベルが! いいねぇ。
バッグの裏生地も青かった!!!!
内側にはビーターやチューニングキー、ウェイトなどの小物が入れられるチャック付きのポケットがついています。
シングルペダルケースはスペースに余裕があるので、他にも色々小物を入れられそう。
ドラムスティックも、よほど長いものじゃない限り入りますし、A4サイズの譜面ファイルもバッチリ入ります。
このバッグもボロボロになるまで愛用しそうな予感・・・・。
このペダル、文句なくお勧めします!!!