生活をたのしむ 街みどり・庭みどり

緑の暮らしの専門家がお届けする、一人ひとりの毎日の暮らしをもっと嬉しく、幸せにする、カフェのような心地よいみどりをご紹介

街ナカみどり 二子玉川公園

2015-10-22 06:00:05 | 街ナカみどり
【心地よいみどり73】

おはようございます。
庭の木々も色づき始め落ち葉が
目立つようになりました。


芝生を熊手で掻く掃除は秋を感じますね。




今回は二子玉川公園のみどりの楽しみ方の
様子をご紹介します。多摩川河川敷からつながるみどりです。


河川敷と公園をつなぐ場所にカフェがありました。
「ここにあったら、いいな」という利用者目線のお店ですね。



屋根にはみどりが乗り、周りの雰囲気と調和します。
多くの方が寛いでいました。
こうした心地よく過ごしている人達の姿は
周りの人のココロを優しくしますね。




芝生エリアがつながります。
多く人達がシートを敷いて寛いでいました。
河川敷とは異なるゆっくりとした和やかな時間です。

でも狭く囲まれたみどりの空間の方が人気があるのですね、
周りの人がいる安心感、空気感でしょうか…


少し高台ですから眺めはいいです。




ここの特徴は「帰真園」という現代風の日本庭園が
新しく造られたことです。




石組と滝、流れ、池で構成されていました。




切り出された尖った石の景観は自然では見かけないので、
個人的には好まない素材です。


何がいいのだろう…と眺めていると、
一番喜んでいるのは子供達でした、高低差から生まれる
スロープ、水の流れ、小さな橋、水辺にあるみどりが楽しいようです。




子供たちがいるから、親たち、おじいちゃん、おばあちゃん
が多く集まり、賑わいが生まれているようですね。



奥に進むと昔、この界隈に建っていた建物がありました。
庭とつながる、楽しむデザインです……昔の暮らし方の方が
豊かな時間を過ごすことに関しては優れていたかもしれませんね。




様々な幸福感が味わえる、心地よいみどりですから、
是非、体験してください。






【心地よいみどりの方程式】

◾️みどりの中のカフェは空間の価値を高める。
ここから生まれている「心地よさ」が周りへ滲み出している。

◾️都会の好まれる空間は、周りに人がいて、その幸福感が
共感できる距離感が、実は心地よいのかも……

◾️子供たちにとっては決められガーデンの看板ではなく、
坂で走り回って、水の流れに興奮し、木の橋をドンドンと踏み鳴らす
など、自ら遊び始めることが、優れたデザイン。
その子供たちの姿に親達が喜んでいる。