生活をたのしむ 街みどり・庭みどり

緑の暮らしの専門家がお届けする、一人ひとりの毎日の暮らしをもっと嬉しく、幸せにする、カフェのような心地よいみどりをご紹介

企業みどり DiverCity Tokyo プラザ

2016-08-29 05:05:46 | 街ナカみどり 東京
【企業のみどり384】

いつもありがとうございます。

企業などが提供している心地よい緑地を
日本で一番気にしている街みどりのryu-gardeです。


街ナカには企業、商業施設などが自費で整備し、
管理、運営する公園のような「心地よいみどり」が
実はたくさんあります。


企業や団体が行っている「社会的価値の創造」ですね。


この価値には喜・笑・楽・嬉・穏・癒・寛・幸・涼・温・動
などの物語、魅力がたくさん、たくさん隠されています。


また何度も訪れたくなる3つの条件も各緑地は備えています。

快感・・・気持ちいい、楽しいなど
近さ、アクセンシビリティ・・・買い物、散歩途中の気軽さ
自己効用・・・自分にとって良いもの、リフレッシュなど

こうした要素を一つでもブログから見つけていただき、

魅力ある緑地創設、運営のヒントの一つとして
役立てていただけたら幸いです。



今回は夏休みで賑わうお台場の界隈
三井不動産が手掛ける「DiverCity Tokyo プラザ」のみどり紹介です。








◾️場所、ロケーション

・お台場、観光地、商業施設が立ち並ぶ

・新しい街、都市計画に基づいた人工的な街

・海風があり、埋め立て地のため、土壌が悪く植物が
育つには厳しいエリア










◾️ここのみどり、場所に集まる、行き交う人たち
お客様の「行動」からみどりの売り方を考える。

・商業施設のお店、フジテレビのイベントにあつまる若い人々

・夏休みの観光として集まる親子連れ

・海外の観光客










◾️みどりの特徴

・空間にパセリのような役割の、潮風に適用する多種多用なみどり

・屋上のスポーツ施設、バーベキューコーナーの脇に細やかな緑地がある

・会員制の屋上菜園「都会の農園」がある











◾️この空間の「ココいいね」「ここどうよ……」


・屋上菜園にご近所の子供連れのお母さんがキュウリやナスを収穫していた。
農を楽しむ光景があった。

・屋上ではテニスやバレー、バーベキューなど野外の楽しみを
満喫している光景がある

・屋上では喜びがあるが、みどりとリンクしていない…












◾️お客様に届けている価値は

・友達や親子とのコミュニケーションの場

・人工的な街中で、季節の移ろい、土をいじる喜びを
屋上菜園利用者に届けている

・ここの空間ではみどりは活用されていない…









◾️オススメ

DiverCity Tokyo前のガンダムに引き寄せられ、
この施設に初めて来ました。

テナントはショッピングモールと同様なつくりです。

ここのコンセプトは「劇場型都市空間」
来場者は圧倒的に若い人だらけなので、ガンガン、ギラギラの
勢いのある世界です。

2012年オープンの施設ですが、みどりの役割も
ただ植えていますよ…という扱いです。

今が楽しい!という場を求めている若者には
みどりは必要ないかもしれませんね。

でも、はしゃぐ人の中を屋上畑で収穫したキュウリを
携えてエスカレーターの乗って帰る、
若いお母さんさんの姿はギャップが凄くて印象的でした。

また、みどりの中に気軽に遊べるスポーツ施設があったら、
若い人々が集まるかもしれないですね。

いろいろと 学べる商業施設のみどり、屋上庭園です。