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今日の記憶を一言半句

赤ちょうちん昭和の居酒屋へ

久しぶりに駅前の赤ちょうちんの店へ。

この居酒屋は、カウンターが8席、座敷席16席のまあまあの広さ。

ジャズ好きの知人に誘われて行ったのが、この店との始まりでした。

 

 

コロナ禍前は、毎週木曜日に示し合わせたように、この店で知り合った客仲間が集まり、いつもカウンター席を占めた。

たわいない話からお互いの近況や情報交換をしながら、アルコールも入りとても気分の良い時間を過ごした。

 

サラリーマン時代、それぞれの勤務地で、まず良い飲み屋を見つけ出したりしたものです。

小洒落た店などとは違う。今では珍しい赤ちょうちんをぶら下げた、昭和レトロの趣を残している居酒屋なのです。

 

ママさんが知らないお客さんどおしを、上手に引き合わせてくれるから、客通しのコミニケーションの繋がりが広い店なのです。

スマホのメモに、今でも紹介してくれたお客さんリストを記録している。

数えたら28名も。

名前と特徴を残しているので、どこかで会ったりしても、そのリストを見ればすぐ分かる。

 

皆さんの職業はさまざま。

それぞれが違った分野を歩んできた人たちです。

 

 

コロナ禍中は、やはり怖さもあったから店に行くのも遠のいた。

当時の飲み仲間と最近街でバッタリ会った。

彼は、規制が解除されてからは週2回足を運んでいるそうだ。

 

・・さんはどうしているかな、と私のことが話題になったと聞かされたので、駅の近くの店へ歩いて15分、散歩がてら、ふらりと出かけてきました。

最後に行った記憶がいつなのか思い出せないほど。

3年ぶりになろうか。

 

木曜日に集まっていた人たちが、早々とカウンターにズラリ。

懐かしくも。

先にあちらに行ったのかと思っていたよ、などの冗談も出るほど親しくしていた人たちとの再会でした。

店のママさんは、私が一人暮らしだからと、帰り際に必ず塩おにぎりと漬物を包んで持たしてくれる。

 

会話が楽しく居心地の良い赤ちょうちんが健在で良かった。

それは、この店に通うみんなが思っていることでしょう。

 

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