2016年から飼っていた日本蜜蜂の養蜂を辞めることにしました。
養蜂箱を友人のりんご園に置いているのですが、自宅から10km以上離れているため、日常の管理に出向くのが大変になってきました。
スズメバチや アシナガバチなどは害虫として扱われるが、ミツバチは害虫ではなく家畜の部類になります。
飼育にあたっての法律があり、その法は養蜂振興法と言い、飼育する場合は都道府県知事(市町村の担当課)に届ける義務などがあります。
蜂蜜を採るだけではなく、ミツバチは植物にはなくてはならない存在で、人間が生産する様々な農作物に、大きく貢献してくれます。
世界農作物の1/3の受粉を担うと言われるほどです。
蜜蜂が居なくなったらイチゴが食べられなくなることもありそうです。
1、5haのりんご園の受粉には大きく貢献していましたし、蜜にはりんごの花の蜜も入っています。
有り難いことに、毎年約4kg以上の蜂蜜が採れ、500gの瓶で8本になり、子どもたちや友人にもお裾分けして喜ばれました。
扱い方がわかれば刺されることもなく、 8年間で一度も刺されたことはありませんでした。
日本蜜蜂はとても賢く、人間の顔を区別することができると言われています。
可愛いもので、頭や肩に止まったりすることもありますし、密や花粉をせっせと運んでくる姿を見ていると癒されることも。
日本蜜蜂に教えられたことが多くありました。自然環境をはじめその習性の神秘さや驚くべき能力を備え、人間が学ぶべきと思うことも沢山ありました。
これからは、知人にすべてを譲り、近々お引越しをします。
嫁に出すようで寂しさもありますが、楽しい8年間ありがとうございました。