運動公園の周りの並木沿いを歩いていると、うるさいと思うほどジージーとアブラゼミが太くてガラガラした声で鳴いていた。
木の根元のそこいら中に、セミの幼虫がはいだした穴の跡がいくつもあり、野球用のネットには羽化した後の抜け殻が。
2~5年ほど幼虫の姿で地中で過ごし、地上に出てきてからは長くても1ヶ月ほどで死んでしまうのはよく知られています。
鳴くのはオスだけで、メスのセミに自分のいる場所を鳴き声で知らせているそうだ。
セミの種類も多く、次々に鳴き方が変わっていきます。
鳴き声はまだ聞いていないが、炎天下に負けてはおらず、腹のそこから声を出して鳴くミンミンゼミがまもなくでしょう。
そして盛夏が過ぎるお盆の頃になると、ツクツクボウシが鳴き出す。
さらに8月も終わりに近づき、すこし涼しさを感じ始める頃になると、カナカナと澄んだ声でヒグラシが鳴き始める。
情緒タップリに季節を盛り上げてくれる鳴き声にカレンダーがあり、それぞれのセミ時雨を演出してくれるのも夏の風物詩です。