ある曲を聴くと即座に浮かんでくることってありますか。
私は良くあります。
例えば、「オンブラ・マイ・フ」の歌を聴くと「スーパーニッカ」のコマーシャルだったり、ラベルの「亡き王女のためのババーヌ」は「北の国から」で最終回の回想シーンに流れたのが、曲とドラマがつながって来たりします。
スーパーニッカCM
今日のクリスマスコンサートで、「アルビノーニのアダージョ」を演奏している最中、40年も前に放送したドラマ「あうん」を思い出していました。
向田邦子作品をドラマ化したものですが、当時観た方も多いと思います。
このドラマ全編に流れていた曲がアルビノーニのアダージョでした。
アルビノーニ:《弦楽とオルガンのためのアダージョ》 ト短調
10分ほどの演奏中、このドラマの所々を思い出しながら聴いていました。
メロディーがとても切ないドラマとマッチし、その記憶が鮮明に残ったままなのです。
今日のクリスマスコンサートのことを少し紹介します。
うしく音楽家協会は2013年に発足した音楽家、舞台芸術家、それらを学ぶ大学生、及びサポートスタッフで組織した団体です。
地元の若手演奏家達が少しでも活躍しやすい場を作ることも目的の一つです。
大学生、アマチュアからプロ奏者に至る幅広い年齢で構成する「MUSEオーケストラうしく」のコンサートとか、会員による年2回のレギュラーコンサート、今日開催したクリスマスコンサートなどを定期的に開催し、地元の皆さんに本格的なクラシック音楽を届けていまいです。
身近なところでレベルの高い音楽を聴かせてくれるのでいつも満席です。
今日はMUSEクリスマスコンサートでした。
定番のクリスマス曲から本格的なクラシック、時にはジャズやタンゴ、ミュージカル曲まで、毎年幅の広いプログラムで楽しませてくれます。
今日のプログラム
1、きらきら星変奏曲 ハ長調 K.265/モーツァルト
2、フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816より/J.S.バッハ
3、この道、二十三夜/山田耕筰
4、イル・コンヴェーニョ/ポンキエッリ
5、ヴォカリーズ/ラフマニノフ
6、G線上のアリア/バッハ
7、そりすべり/アンダーソン
8. トランペット吹きの休日/アンダーソン
9. 《ウエストサイドストーリー》より/バーンスタイン
10、トリッチ・トラッチ・ポルカ
11、アダージョ/アルビノーニ
最後にきよしこの夜を大合唱。