ハマナスの赤くなった実を見て、先日の東京藝大美術館の特別展「日本美術をひも解く」を鑑賞したときを思い出した。
江戸時代の絵師・伊藤若冲の動植綵絵10幅を鑑賞したとき、色彩豊かで綿密な描写は圧巻でした。
展示の10幅のなかでも男鶏の鶏冠の赤の艶やかさが印象的でした。
赤でも明るい赤から濃い赤までいろいろあります。
日本語には赤を指す言葉に、紅、茜、朱、曙、紅葉、緋色などがあります。
他にもあるかもしれない。
消防車や郵便局の車も赤だが色合いが違う。
カタカナ語でも、明るい赤ではカメリアやローズ、冴えた色ではチェリー、少し濃いのはルビーとかマダーと言います。
あの男鶏の鶏冠の赤を何といえばいいのか。
ハマナスの実を見て、ふとこんなことを考えていた。
ハマナスの実は、はたしてこれはなに色?