秋を初・仲・晩の三つに分けた真ん中、今日は中秋の名月です。
曇りや雨が続いていたので、晴れを期待していなかったが、予想外の秋空に霞ヶ浦湖畔に向かう。
午後6時頃、西に夕日を見送ってからしばらく待つと、東から赤みを帯びた大きな月が対岸の丘の上に現れた。
沈む夕日
帳が降りると朧げに昇る満月
月までの距離は変わらないはずなのに、昇り始めは大きく赤く、時間が経ち真上あたりに昇った月は小さく見えます。
昇り始めは、手前に見える木や建物など対比できる風景から得られる距離感があるから大きく見える。
真上にきたときは対比するものが何もないから小さく。
距離感からくる錯覚だと言います。
東からの風で波が立ち、惜しいことに湖面に月の光が映えることはなかった。
ゆらぐ程度の風であれば、湖面にキラキラと星屑のようきらめくのだが。