昨日の午後は天気が急変し、外出を諦め映画観賞を。
このところ、モノクロ作品が続きます。
いつ観たのかは忘れたが。DVDを購入したときに一度観ているのは確か。
映画「オーケストラの少女」は、85年前の1937年制作で、翌年の第10回アカデミー賞を受賞しています。
失業中でトロンボーン奏者の父親や演奏家たちのために、少女がオーケストラを作ろうと奔走する話です。
コメディ要素も交えているので、ドタバタ的なところもあるがおもしろいストーリーだし、アメリカン・ドリーム的なところがあり、まさに古き良き時代の映画です。
世界的指揮者レオポルド・ストコフスキー本人が登場するし、オーケストラはフィラディルフィア管弦楽団。
劇中で演奏される曲目
チャイコフスキー:交響曲5番
ワーグナー:ローエングリン第3幕への前奏曲
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
バッハ:トッカータとフーガ(ピアノ)
モーツァルト:ハレルヤ・ヘ長調
ヴェルディの乾杯の歌をディアナ・ダービンが歌って終わる。
このエンディングシーンだけは、よく記憶していた。
古い映画だから音はあまり良くないが、音楽の魅力が十分楽しめる作品です。
指揮者、オーケストラ、主人公などの出演者が一流というのも贅沢な作品です。
それに、ハッピーエンドで締めくくるので、幸せな気分にしてくれます。
天才少女ディアナ・ダービンが主人公パッツィ役でオペラ風の美声を聴かせてくれます。
オーケストラの少女
余談ですが
当時、彼女はジュディ・ガーランドと双璧をなしていたと言われています。
ジュディの歌声は、なんと言ってもオズの魔法使いで歌う「オーバーザレインボー」ですね。
オズの魔法使い