ラジオ日本放送のザ・スタンダードから流れてきたベルトケンプオーケストラの「星空のブルース」。
なんと、この曲を聴き60年前頃が蘇ってきました。
当時のラジオで、洋楽専門の音楽番組にP盤アワー(ニッポン放送)がありました。
その番組の冒頭に流れた曲が「星空のブルース」でした。
トランペットの音色が頭に媚びついて、今でもあのメロディーが浮かびます。
星空のブルース
P盤アワーともう一つに、ラジオ東京→東京放送→現・TBSラジオでL盤アワーと言う洋楽番組がありました。
いずれも1960年代から1970年代初頭に放送されていた番組です。
聴いていた方も多いと思います。
L盤アワーの番組テーマ曲は、パーシーフェースオーケストラの「In Love」でした。
少年から青年の時代にかけ、夢中で聴いていた音楽が詰まったあの頃の記憶です。
まだレコードなど持てる時代ではなかった。
唯一洋楽に触れるのはラジオから流れる、P盤アワーやL盤アワーの二つの音楽番組でしたから、毎週欠かさず聴いていた。
リクエストも良くしたし常連でした。
その曲が取り上げられるまで、何度も何度もハガキを書き続けたこともありました。
リクエストで取り上げてもらえたのは、マントバーニーオーケストラの「ミスティー 」だったのも今も覚えている。
マントバーニーオーケストラが1989年の来日公演で生で聴いた時の感激は忘れられない。
マントヴァーニ・オーケストラが、ストリングスのメロディーの美しさ、ロマンチックに表現するムード音楽の基本の形を作っています。
ミスティー
1950年代から1970年代にかけて最も人気があったポピュラー音楽のジャンルに、イージーリスニングがあった。
当時、その分野の楽団が多かったので幾つかの楽団を思い出します。
ポール・モーリア、レイモン・ルフェーブル、フランク・プゥルセル、カラベリ、カーメン・キャバレロ、マントヴァーニ、101ストリングス・オーケストラ、アルフレッド・ハウゼ、ビリー・ヴォーン、ノーマン・キャンドラー、リカルド・サントス、フランク・チャックスフィールド、パーシー・フェイス、スタンリー・ブラック
楽団名が続々出てくる。思い出せない楽団もまだまだあると思います。
楽団は解散したりしているが、今でも店やホテル、病院などのBGMに使われています。
楽団がそれぞれの演奏スタイルを持っので、曲が流れたりすると当時を思い出すことがあります。
レコードやCDを買い集めた時期もあったが、今はホコリをかぶっているほど聴くこともなくなっています。
ラジオから流れた「星空のブルース」は夜の静寂にトランペットの音色が合う曲です。