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今日の記憶を一言半句

音楽療法の有効な活用

今や、ヒーリング・ミュージックが人気をよび、音楽による癒しを求める人が増えています。

 

 最近、感覚的な癒しからもう一歩進んで、医療の分野では音楽そのものを、治療の補助的な手段として利用した治療が行われています。

 

 

1990年代、 音楽が心と体に及ぼす影響についての研究者である、アメリカのドン・キャンベルは、モーツァルトのもつ音楽に注目した人として知られ、体調や子供の教育に良い影響を与えると言い、モーツァルト効果の大ブームをまきおこしたことは記憶にあると思います。

“モーツァルト効果”と名づけた人です。

当時、モーツァルトのCDを競って販売したから、皆さんの中にモーツァルトCDを購入された方もいるでしょう。

 

 

ところが、加熱したモーツァルト効果にたいし、ドイツ教育省は様々な分野の研究者を集めて検討した結果、2007年に「モーツァルト効果は存在しない」と結論づけた研究結果を発表しています。

なので、モーツァルトの音楽が心身に影響を及ぼすことは確かなことなのですが、知性の関連についてのモーツァルト効果は?なんです。

 

音楽による耳から受ける刺激が、今では外科手術に取り入れられている病院もあり、手術を受ける前の30分間、BGMとして軽い音楽をかけることにより、聴覚を刺激し脳の知覚を変えることが、痛み不安・ストレスを和らげ取り除いてくれるので利用されているようだ。

筋肉障害や痴呆・知能障害にも効果が有ると認められている。

 

 

音楽は治療法ではなく、音楽は補助療法つまり音楽を与えることで、体内の自然なシステムが正常になるようお手伝いしていると言う。

 

先駆的なアメリカでは、70年以上前から音楽療法や福祉分野で導入され、多くの音楽療法士が活躍しています。

日本でも民間の資格ですが、日本音楽療法学界が認定した音楽療法士制度があります。

現在国家資格推進委員会を立ち上げ、音楽療法士を国家資格にするよう国に働きかけているようです。

 

音楽療法活動

 

音楽療法士の仕事

音楽の持つ効果を、医師や療法士が色々な分野で研究を進め、広範囲にわたる音楽療法の活用を期待したいですね。

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