昨年の11月12日のことなのですが。
前日の昼、何度か訪れて見覚えのある河口湖の紅葉映像がニュースで流れた。
一点の雲もない青空の富士山の雄姿が映し出されたのを見て、無性に行って見たくなった。
天気は明日も快晴の予報。
思い立ったが吉日、独り身の良さというべきか、抑えきれずに行くぞ~と、なんの躊躇もなく決断。
都心に入らず、圏央道、中央道、富士吉田線ルートの高速道を選定し、早寝して家を深夜の3時に出て河口湖に向かった。
慎重に慎重に、時速70Kmで走行車線をキープ。
トラックも乗用車も軽自動車も、すべての車に追い越されながら、ひたすら富士山に向かって進むだけ。
大月あたりから明け始め、時々姿を現す富士山に心躍らせながら、6時半頃最初の目的地の河口湖紅葉トンネルにたどり着く。
すでに大勢のカメラマンが、ズラーと三脚を並べ、それぞれのシャッターチャンスを静かに待っていた。
昨日見た映像そのもの、快晴の青空と紅葉と富士山が迎えてくれた。
次の目的地は、富士五湖に来ると必ず行くところへ。
富士山を邪魔にするものは何も無く、稜線から裾野まで眺望できる場所。
山中湖長池親水公園
河口湖天上山公園
午後1時に3箇所の目的地を巡り終えた。
宿泊の用意はしたが、思いのほか早めに目的を果たしたので帰還することに。
幸い、渋滞もなくスムーズに走行し、ライトが点かないうちに家に戻れた。
高速走行がほとんどの往復約400Kmとはいえ、こんなことをこれから2度と出来ないでしょう。
この年齢だと、ちょっとした冒険をしたような、そんな気分の一日でした。
その夜は、達成感に満足感、それに疲れでことのほかぐっすりでした。
一年前の今日のことでした。