昨日が寒の入りでしたが、寒波とともに寒さがやってきました。
朝新聞を取りに外に出たら、ご近所さんが散歩から帰るところ。
手袋をしていたが
「今朝は手が“かじかむ”ほどの寒さですね」と挨拶がありました。
忘れかけているほど久しぶりに聞いた“かじかむ”のことば。
悴む(かじかむ)は、寒さで手や足の感覚がなくなり動きが鈍ることですが、
あまり寒い思いをした経験のない今の若い人たちは、“かじかむ”の言葉を知らないのではないかな。
私が子供の頃の昭和30年前後は手袋も満足にない時代だから、“かじかむ”手に暖かい息を吹きかけて温めたものでした。
当時は今よりも寒さが厳しかったはず。
あの頃は、手足に皸(あかぎれ)とか霜焼け(しもやけ)ができた子が多かった。
今は聞いたことがない。
“かじかむ”から、そんなことを思い出しました。
身に刺すような痛く厳しい寒さを“しばれる”と言いますが、
能登半島地震で被災された方々を思うと、疲労がたまったうえに、この厳しい寒波は辛いことでしょう。
できるだけ暖をとれるように、そして体調の管理に充分ご留意して下さい。
そして一日も早く暖かな部屋で日常の生活に戻れることを切に願っています。
寒波が去り暖かな日が続いてほしい。