オオスカシバ『蛾の仲間』
「すかしば」とは、羽がすけていてとう明であるところからこう名づけられた。
う化したばかりのオオスカシバにはりん粉が付いているが、
すぐに羽をはばたかせて、りん粉を落としてしまう。体は太く、緑がかった黄色をしていて、
おなかに赤いおびのような線がある。夏の昼に花のみつを求めて飛びまわり、
大型のハチとよくまちがえられる。羽ばたきながら空中で静止するホバリング飛行が得意。
幼虫はクチナシの葉っぱを食べて育ち、最大6cm以上にもなる。
土の中でさなぎになり、秋にさなぎになるとそのまま冬をこす。
四国より南に、リュウキュウオオスカシバという仲間がいる。