元高校教師のブログ[since2007/06/27]

地元仲間とのウォーキング、ハイキング、サイクリング、旅行の写真入報告。エッセイや意見も。

地域ミニコミ紙のレベル

2007-11-04 04:54:39 | エッセイ
 昨日の朝、我が家のポストに「船橋よみうり」というミニコミ紙が入っていた。中身のほとんどは地域情報だ。そうでないのが「潮風」というコラム。何かさわやかな話や、もっともだと賛同するような記事かと期待した。だが、読んで失望した。中身がまったくないのだ。冒頭の部分を紹介しよう。

 出たきり中年だが、秋晴れの先週日曜日は、なぜか家にいた▼朝はワールドシリーズ。試合のカギを握った松坂、岡島、松井のはつらつプレーに興奮▼午後は天皇賞。注目は----▼日本シニアオープンゴルフ。青木功選手が、----

これって何だ?先週の日曜日に行われたスポーツを並べているだけではないか。筆者の個性も主張も何もない。日記にもなっていない。ミニコミ紙とは言え、こんなのが、その新聞を代表するコラム欄ではおそまつ。

 真似して書いてみよう。
 先週の月曜日は、午前中は家にいてブログを書いた。たまには、品位を欠くものを書こうかな、と思ったが止めた。午後は麻雀に出かけた。もう少しで四暗刻をツモリそうになったが、上がれなかった。夜はサッカーの中継が無いので---.

こんなのを読まされるほうこそ大迷惑。たまったものではない。

 一方、昨日の「編集手帳」の方は名文。仲代達矢への黒澤監督の指導の厳しさと、その「後日談」である。「後日談」に関しては、筆者の見聞ではないので、参考出典も明確に記してある。そこが大事なのだ。世の中には、人から聞いた話を自分が見聞きしたように、公開の場で述べるものがいる。その点で、「編集手帳」の筆者は立派であるし、文章も「読ませる名文」だ。1面のコラムというものは、その新聞の柱であり、文化のレベルを代表するものだ。ミニコミ紙も同じはず。

 
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