私のブログで、コンスタントに読まれて人気のあるのは徳川家の謎 一 --家光は家康の素性の秘密を...であるが、最近急に、これも、コンスタントに読まれだしたのが、高野喜久雄である→読む詩と歌う詩(歌詞)の違い--高野喜久雄が...
そこで、今日は生前、高野さんから頂いた手紙を公開したい。
高野喜久雄と言えば、若い頃の代表作『独楽』で海外でも知られているが、私の知らない高野さんはイタリアでは高く評価され、また、それなりの待遇を受けていたようだ。
最近では、合唱曲『水のいのち』の歌詞で名が通っていて、日本各地の団体のコーラスがYouTube で聴ける。以前、私が書いたブログ→高野喜久雄--手元にある詩集→私の蔵書(一部)→高野喜久雄--の中で「昔アメリカの大学で『戦後日本文学特集号』という本を出したが(紀要?勿論英訳--"The Literary Review" 1962, Fairleigh Dickinson University)、私がどうしても欲しいと言ったら、一冊分p144をコピーして送ってくれた。」
と書いた。
どうやら、そのときの手紙らしい。これが、その手紙だ。但し、現物は便箋で、青インクも、かなり劣化していてカメラで撮ると読みづらい。それで、A4に拡大して黒色でコピーした。
P.1は賛美歌の作詞や円周率・π に関する「高野の公式」、「遥かに行くことは、遠くから自分に帰ることである」という森有正の言葉に惹かれている、などが述べられている。50歳になったばかりの高野さんです。
P.2 では仏像彫りや東洋ランのことが書かれています。左端が切れているのは、上に私の名「**先生」とあり、下の署名・高野喜久雄は縦が欠けています。そのようにコビーしました。
もう1通は、ご自分の最近の趣味やお二人の子供(息子さんは大学生、娘さんは高三生)など、特に娘さんの進学先を心配している父親らしい心情などが述べられている。だが、プライベートのことなので、こちらの手紙は公開を控えさせていただきます。
★上記の手紙、希望が多ければ、PCで文字入力をして読みやすくします。