公共の電波を使って、こんな妙な英語をテレビで流されたら大変だ。わが国の高校生や大学生が真似して、研究論文や日記や英作文に使うかも知れないからだ。
私は知らなかったのだが、拠り所は、オードリー・ヘップバーンのせりふ、ということだ。
Nothing is impossible, the word itself says, "I'm possible!"
今日本は、まさにサッカーブーム。スポーツに託けてダイナブックを「売らんかな!」のコマーシャルらしい。それも、TOSHIBA 自ら考えた独創性豊かなものでは無いらしい。画面でも説明している。つまり、小文字の "i"をわざわざ大文字にして Impossible。その文頭"I"の次に(無理やり)アポストロフィー"'"を挿入し、次に、mとpの間に一文字アキを入れた。
どだい、"possible"/"impossible"という単語は人間を主語にしては用いないのだ。出版社が日本であろうと、英米であろうと、我家にある英語の辞書で人間を主語にした用例は一つもない。
It' s (im)possible for us to do ~という構文にするのが一般的だ。因みに、ヘップバーンのは、前半部分はOK。だが、後半は「ことば遊び」である。まさか、「"Yes, we can."の次はこれだ!」なんて思ってはいないだろう。えらい、迷惑だ。
たとえばアイスクリームの広告で「僕はおいしいよ」って書いてると変だけど、そのアイスクリームに顔がかていたらどうでしょうか?商品を擬人化していると考えると「僕はおいしいよ~」 面白い広告で意味も通ると思います。もちろんイレギュラーなんで辞書には載らないと思うけど。
東芝のPCの化身がI'm possibleと言っているという解釈でいいとおもいますよ^^
それと、"This PC is possible"が成立しないのは知っています、でもこの問題には関係ないですよ、文法がおかしいのは前提ですから・・・広告やマスコミはどんどん新しい文章を作っていくものですから、
"how's life "とか"what's shakin' bacon "とか、、文法で説明できないのが多い気がしますが。。
※"how's life "/"what's shakin' bacon
後者は作成者の意図がよく分かりませんが、2例とも英文として問題ないと思いますよ。
なお、反応があるのは大歓迎ですが、この件は
これで打ち切りとさせていただきます。