五箇山のほうは、集落が一つに纏まっていないせいか、俗化を免れている。それで、刈入れ前の五箇山を訪れる気持ちになった。
五箇山・相倉集落--この日訪れた者は、我々以外はほとんどいなかった。
静かでさわやかな原風景を楽しむことができた。見て周るには1時間もあれば充分だ。
待合室付きのバス停です。ここから集落まで坂道を上り、10分くらい歩きます。
我々以外、誰もいません。
霞か雲か、谷間から山へ向かって立ち昇っていた。
住民は家の中にいるのでしょう。
服装を見てもらえば分かるが、こちらの気温は25℃くらいだったであろう。
相倉は「あいのくら」と読みます。
このとおり、外には人っ子一人居ない。
稲刈り直前で、地元では、刈った稲を懸ける柵を作っているところだ。
五箇山・菅沼集落--こちらは、人影は少しはあったが、静かな佇まいであった。ここも、
1時間で充分だ。ただ、食事処は無いと言っていい。我々は五平餅で空腹を誤魔化し、
次の白川郷に向かった。
白川郷--気温は26℃くらいか。歩きやすかった。予想に反して、観光客はそれほどではなかった。
我々を乗せた高岡からのバスは、展望台下のバス停には停まらず、せせらぎ公園まで
行ってしまう。展望台へは戻らなければならず、歩くとかなりある。ただ、20分おきに循環バスがあり、それを利用するのがいい。先にそちらへ行き、そこから徒歩で公園まで戻る予定
であったが、昼食もとっていないので、再び循環バスに乗り、せせらぎ公園へ戻る。
蕎麦屋に入り、食事をとると、もうあまり時間が無い。計画では白川郷で2時間をとっていたが、集落内をゆっくり周ると時間が足りない。
高山行きのバスは数本あるが、郡上八幡へのバスは15時発、1本しかないのだ。
城跡の展望台から集落を見下ろす。収穫前の田園は黄金色に染まっていた。
数日前の大雨で庄川は勢いよく流れていたが、川水はやや濁っていた。
観光バスの駐車場がある「せせらぎ公園」
庄川のむこうに、観光客から取り残された民家があった。