日程;2019-4-14 松戸--[湯けむり号]--ホテルおおるり
午後:湯っぽの里と文学碑巡り
2019-4-15 ホテル---地蔵桜---三春滝桜
ホテル帰着後:ホテル→塩原八幡宮・逆杉→源三窟→ホテル
2019-4-16 午前:ホテルから妙雲寺往復
昼頃:ホテル---[東北道]---松戸
今回の費用;松戸・塩原間バス 540円 (バス代)三春観光 2,160円
宿泊代;5,431円☓2日
湯っぽの里と文学碑巡り--松戸からの(おおるり)湯けむり号は昼頃ホテルに到着し
た。夕食までの時間を文学碑巡りに費やした。
やしお躑躅とミツマタ
道路を挟んで、妙雲寺入口の真向かいで。塩原を訪れた谷崎は年老いた芸妓を呼んだ
のだろう。八十路の媼→やそじの おうな
地蔵桜--生憎、ニ分咲きぐらいだった。
名のとおり、小さな地蔵堂があった。
地蔵桜の満開写真(パンフより)
上の2枚は地蔵桜の右手にある「はなもも回廊」で。桃はまだ蕾だった。
三春滝桜--大学のクラスメイトが三春に住んでいて、2004年に案内してもらった。
その時と比べて、環境は様変わりで観光地と化していた。
かなり離れた所に大駐車場があり、そこから滝桜まで舗装の道路が延びていて、
両側には土産物店などの建物が並んでいた。その道路はバスから降りた人々でごっ
た返していた。
塩原八幡宮--三春の次は鶴ケ城へ行くものと思っていたら、おおるりバスは三春から
2時半頃、ホテルに戻ってきてしまった。夕食まで半端な時間ができてしまったの
で塩原八幡宮と源三窟へ歩いて行った。
塩原は、清らかな湧き水が各所に見られる。
源三窟--「げんざんくつ」と読む。源は源氏の源、みなもと。
源三位(ざんみ)頼政の孫・源有綱が身を隠していた洞窟。彼は義経の腹心で壇ノ浦
の戦で大いに活躍したが、後に頼朝に追われる運命となり、この地で殺害された。
笹竜胆は源氏の紋章。義経ジンギスカン説があるが、笹竜胆を飾る博物館(?)がロシアにあるそうだ。この説は大正13年、小谷部全一郎が『成吉思汗ハ源義經也』を世に出したのがきっかけである。→義経=ジンギスカン説 - Wikipedia
笹竜胆(ささりんどう)に注目
今回の同行者
上の系図を見ると有綱は、頼朝や義経の従兄弟に当たるようだ。
源三窟の近くで。
妙雲寺--4月16日、松戸へ帰る湯けむり号は昼頃出発ということで、それまでの時間
を妙雲寺及び裏庭の墓地で過ごした。
「しゃくなげの 坂をのぼりて 牡丹咲く 甘露の園に 君はやすらぐ」
あと10日もすれば、境内は石楠花や牡丹の花で賑わうであろう。甘露とは、蜜のように甘く,飲むと不老不死になるという湧き水。当所の水の素晴らしさを讃えた。
墓地は静かで平和な自然に富んでいて、裏山から猿・イノシシ・鹿・熊が下りてくるそうだ。それで、寺では供え物は必ず持ち帰るように訴えているとのこと。また、植物の新芽なども食べられてしまうので、菊の苗など植えられないという。
実はこの日、この裏庭墓地に地元の庭師?が三名来ていた。落葉の清掃、樹木の根元に藁を敷いたり、その他諸々の仕事をしていて、我々に話しかけてくれた。
上の写真で、右下の建物は藁などの物置とのことだが、つい最近、此処で熊が寝ていたと聞かされた。危ない、危ない。
すでに塩原は限界集落であり、塩原の水が中国資本に狙われていることなど、この地が置かれている状況や歴史も語ってくれた。最近、水道の民営化などが新聞に出るが、とんでもない事。日本国民、断固として反対せねばならない。民営化と言えば、
国鉄や郵政。なるほど、水道もその延長上にあるのか。政府の企みなのか。民間では、日産自動車が禿鷹ゴーンに骨の髄までしゃぶられて、やっと気づいた次第。
玄道桜。玄道→李玄道 - Wikipedia
↓ ここからは下の寺境内での撮影
ここでも、やしおツツジ。
以下2枚は境内にある民俗資料館で撮影。
木挽の鋸。山で杉の大木などを切る道具。昔は左右両方に取っ手が付いていて、二人で切っていたこともあるのでは。→南部木挽き唄 - YouTube
昔は日本狼もいた。
※おおるりグループ;新聞広告と実際の違い--信用問題だ。
これは3月の読売新聞に載った広告である。これを見て4月15日を中日に連泊を5名で申し込んだ。予約の際、くどいほど確認した。「15(月)は三春の滝桜と会津鶴ヶ城へ行くんですね?」と。電話口の係は「そうです」との返事。そして、12(金)に確認の電話が我が家に来た。「予約どおりの人数ですね?」その際、「桜バスも大丈夫です」とも言った。
ところが、14日にホテルに到着し、フロントで住所・名前などを記入しようとして下を見たら4/15のコースは「合戦場・鶴ヶ城」となっているではないか。フロントでの手続きは我々が最後であった。バスから下りた他の客は、先に手続きをして部屋に行ってしまった。皆、このことに気づかなかったのであろうか?
我々の申込みコースとは異なるので、抗議した。そしたら、「これで決まっています」とフロント係。「そんな馬鹿な」と我々は引き下がらない。気づくと、横に今日の客が一人来ていた。彼女も気づいたのだろう。
それから押し問答が続く。下の「桜三昧ツアー」に化けている。それが「合戦場・鶴ヶ城」コースらしい。我々はフロントに着いて初めて知らされたのだ。
「行き先を変えればいいだけの話でしょう」と詰め寄ったため、「調整してみるので部屋で待っててください」の言葉が出た。それで、ようやく部屋に入った。だが、いくら待っても連絡が来ない。我々は昼食も食べていない。
しびれを切らしてフロントに行った。「キャンセルするので松戸に返して下さい」と言ったら、「いま調整中ですので--」。それに対して、「調整中とは?--」と訊くと「三春へ--」との返事なので、部屋に戻って仲間に告げ、外に出て食事処を探すことにした。
夕食後に再度確認したら、我々の希望通りにしたとのことで一件落着(と思った)。
ところが、翌日のコース、確かに三春には行ったが、鶴ケ城へは行かず、三春からすすぐ戻って来てしまった---もう、抗議をする気力も無い。
先日、以下のような広告が、おおるりから、また出た。「ひめさゆりの里プラン」である。紅葉の頃には湯ノ湖畔・おおるり山荘に宿泊も予定していた。竜頭の滝から湯ノ湖まで戦場ヶ原を歩きたいからだ。
だが、「ひめさゆりの里プラン」を申し込んだのに、当日、行先を勝手に変更されかねない。数年前の10月に戦場ヶ原を歩いた。そのとき、竜頭の滝前で「湯けむり号」を停めるのは難しい言われた。道路が猛烈に混んでいるからだ。だが、現場に近づいたとき、強引に停めてもらい、大急ぎで下りたことがある。黙っていたら、おおるり山荘まで連れて行かれただろう。
今回のことで、おおるりグループへの信用は落ちた。上記2プランは断念する。しばらくは、おおるりと距離を置くことにした。