従来の会報と異なり、葉書きである。わずかな基本的情報だが、限られた紙面にコンパクトに纏められている。経費節約に備えた新しいスタイルだ。なるほどな、考えている。これからは、こういうのも一つの方向であろう。だが、経費がかかるという点では、抜本的解決法ではない。
その中で、幾つかの注目すべき記事がある。一つは、「母校通信」欄だ。私が前にブログに書いたのと同様の内容が載っている。他校へ転出する正木教諭が「これでいいのでしょうか?」と題して書いておられる。
教員が一つの学校にいられる年限が六年にされたこと。
教員が職員会議で挙手採決をすることが禁止されたこと。
そういことを命じてきたやつは、どいつだ?やれ、「受験教育の弊害だ」と云っては、「ゆとり教育」や「学校群制度」を導入。「いや、あれは間違っていた」と云っては、「中高一貫校の設立」や「授業時間増」。一々述べていたらキリがない。こんな、スカート丈の上げ下げみたいなことに関して、現場の教員は一切関わっていないぞ!いや、職員会議で意見など云えない制度にされてしまった。
こんな、生徒にも分かる、民主主義と逆行する動きにしてきたのは、時の政府の意向に従う教育委員会などという、エタイの知れない組織なんだ。いまや、教員は手足や口を、雁字搦めに縛られていて、学校現場に自由などない。
同一校に6年しかいられない、というのは、卒業生から見ると、まるで、自分の主治医が次々と変わるようなもの。教師によるアフターケアなども、できるはずがないし、人間的ふれあいの連続性など、吹っ飛んでしまう。卒業後、たまに母校を訪れても、或いは同窓会に出ても、知らない教師ばかり。だいたい、愛校心など無い教師は「おれは関係ない」ということで、同窓会なんかに出席しないし、出席しようものなら、同僚にいじめられる(?)。
それと呼応して、<編集後記>欄には、「近年、同窓会加入が卒業時、各人の自由となった」とある。ということは、卒業生でも、小岩高校同窓会会員ではない、という者が(沢山?)いるわけだ。なるほどな、そういう流れなんだ。--- (教育委員会に関して)細かなことまで言うと、都立高は(同窓会運営の)山や海などに寮を持つことを禁じられたが、そういう寮は、卒業生にとっては、夏休みの青春の良き思い出になっているはず。また、同窓会活動に欠かせない資料室も構内から追い出され、どんどんおかしくなっていく。
ついでだが、私が母校の江戸川高校で同窓会の仕事をやっていた頃、こうしたことで、職員会議で、管理職や(理解の無い)同僚教師などと、激しく渡り合ったが、ほとんど、孤軍奮闘のドン・キホーテ。また、「同窓会会報の袋詰めを生徒に手伝わせるなんて、とんでもないことだ」なんて、怒鳴られたことなど、たびたび。
「二期生、還暦同期会」の動き
二期生は、全員が小岩高校同窓会会員である。だから、関心がある皆に聴いてもらいたい。
この件に関しては、小岩高校図書委員OB会(二期生)に依頼してあります。代表の宇田川君から準備プランがメールで届いたので、以下に転載する。都内に住む者で、協力可能な者はぜひ申し出てもらいたい。住所不明者に関しても、よろしく。
要点のみ報告します。時期は、今年度中で3月頃が良いのではないか。2組の代表は海老原、1組の代表予定者を彼が選定します。男女クラスは、山本、町山が5組代表、その他は私を含め3者で決める。女子クラスは7組は堀越(旧制)、8組は雁部(旧制・予定)9組は堀越が選任します。
まずは報告まで。 宇田川
日時;2008年9月20日(土) PM 2:00~5:00
会場;母校和室
ーキングと重なってしまいました。