元高校教師のブログ[since2007/06/27]

地元仲間とのウォーキング、ハイキング、サイクリング、旅行の写真入報告。エッセイや意見も。

避暑--奥日光3日間

2015-08-10 17:15:23 | ハイキング

日程;2015年8/6~8/8
同行者;鎌ヶ谷ハイク&ウォークの会員
天気;6日は午後からくずれる。7日は晴れ。8日は曇りときどき晴れ。
気温;初日の竜頭の滝周辺を除いて、3日間とも涼しく快適であった。
交通;「まるごと日光 東武フリーパス」4,520円。東武・新鎌ヶ谷駅購入
宿泊;奥日光湯元温泉「おおるり山荘」 2泊で11,800円。
カメラ;フジFinePix HS10 及びニコン・コンパクトデジカメ CoolPix s6600

日程;[注意]徒歩タイムは、途中水分補給などで休憩が多く、あまり参考にはなりません。
  wはトイレです。客の乗降時に時間がかかり、バスの到着時間は遅れ気味です。
 初日(8/6) --新鎌ヶ谷(6:32)→柏→春日部→(9:22)東武日光(9:40)--[バス]--
   (10:55)竜頭の滝入り口/東武電車は車両内にトイレがあります。
  竜頭の滝・茶屋前w--[徒歩]--滝上バス停(11:40)--[バス]--(11:55)光徳温泉w--
     --[徒歩]--{12:25光徳園地(森の中)で昼食※}光徳牧場w(14:05)--*光徳温
  泉(14:43)--[バス]--(14:57)湖畔前→おおるり山荘   *バス停前14:25分気温22℃
 ※予期に反して、竜頭の滝周辺は暑く、滝上の車道に出た頃にはうんざり。このまま、
   湯ノ湖までは歩けないと判断し、バスで光徳牧場へ向かった。

 二日目(8/7) --戦場ヶ原ハイキング/6:15分・山荘前気温17℃
  山荘(9:25)--湯ノ湖東岸の遊歩道--(9:45)湯滝上部--(10:00)湯滝下w(10:20)--
   *[気温22℃くらい]--(10:30)小滝--小田代橋--(11:30)泉門池(11:45)--展望台
  (20分休憩)--青木橋--分岐点道標--赤沼バス停w(12:18)→[バス]→(12:57?)菖蒲
  遊覧船発着所--(13:30)レストランw[昼食](14:15)→(湖畔散策後)バス停に戻る
  (15:03)→[バス]→(15:20)湯滝入口--湯滝上部(15:33)--[湯ノ湖西岸遊歩道]--
  (16:35)おおるり山荘

 三日目(8/8) --【ハイキング】家光霊廟(大猷院)から滝尾神社への道
   ※予想より気温が低く、汗をかくこともなく快適な道でした。
  山荘(9:05)→(9:10)湯元温泉バス停(9:20)--[バス]--(10:35)西参道下w
   (10:45)→大猷院
  大猷院(たいゆういん)脇の道(10:55)→行者堂→だいしょうべん禁制の碑→
   (11:40)白糸の滝(11:45)→(11:55)滝尾神社(12:10)→(12:20)分岐(禁制の
   碑)→(12:40)北野神社→開山堂→(13:05)勝道上人像→神橋前→(13:15)食事処
  w[昼食](13:50)→天海像→(13:55)神橋バス停(14:04)--[バス]--(14:09)東武
  日光駅
  ※予定より1時間早く駅に着いたので、適当に電車に乗った。だが、各駅停まりの、接続
    がうまくいかない電車ばかりで、まごまごしていると、春日部で予定電車の時刻にな
    りそう、ということで、下今市駅から日光へ引き返した。
    土産などを買っているうちに、そんなに待たなくてもよくなった。というのは、始発な
    ので電車がかなり早くホームに入っていた。お陰で、我々一向は纏まった席に座れた。
  
  ※帰りの電車;東武日光(15:36)--[区間快速]--(17:30)春日部(17:38)---
      (18:18)柏(18:24)---(18:40)新鎌ヶ谷

8月6日(木)--竜頭の滝と光徳牧場

 
 竜頭ノ滝周辺は涼しくなかった。

 
 日差しも強いので、長居はせずに滝上の道路に向かう。
 あとから分かったのだが、3日間で暑かったのは、ここだけで、その他は涼しく
 快適そのものであった。

 
 光徳牧場近くの森の中・光徳園地で昼食。ただ、それが終わらぬうちに雨がぱらぱら
 落ちてきたので、急いで牧場前の店・光徳コラールの軒下へ逃げ込む。通り雨だろうと
 高をくくっていたら、雨が激しくなってきて、外には出られない。眼をやると、外の道を林間
 学校の生徒たちが雨合羽姿でぞろぞろ濡れ歩いている。
 さあ、すぐには止みそうにないと判断し、店の中のテーブルに移動して、コーヒーを注文。
 ずっとねばってから、バス停・光徳温泉(日光アストリアホテル)まで戻り、そこから湯ノ湖
 へ直通する。アストリアホテルの前に温度計があったので、見ると22℃であった。 

8月7日(金)--戦場ヶ原
  朝早く起き、温泉に浸かってからロビーの新聞で天気欄を見る。次に、フロントに温度計
 の有無を訊ねと玄関外の柱にあるという。見ると17℃(6:15分)であった。
 同行者が階下に降りて来たので、皆で湖畔に出る。向こうを見ると、人がいっぱい。
 どうやら、林間学校の生徒たちのようだ。朝のラジオ体操であろう。 

 

 朝食後、本日の予定・戦場ヶ原ハイキングに向かう。湯ノ湖東岸の遊歩道を利用して
 湯滝の上部に出る。そこから、下への道を辿る。

 
 湯滝の中間部を撮る。

 
 湯滝をバックに集合写真。気温はたぶん22℃くらいだろう。半袖では寒い。

 
 滝をあとに戦場ヶ原奥地へ向かう。

 
 正面から見ると、名前と違って「小滝」はなかなか良い滝だ。
 この前をどんどん奥へ進む。向こうからハイカーが来たので「竜頭ノ滝から来たのですか?」と訊くと、そうだという。それを信じたのがいけなかった。いずれ道は左カーブする
と思っているのに、どんどん右にカーブしていく。
 変だなと疑い出したころ、向こうから来た者に訊くと湯滝から来たとの返事。どうやら
第一の遭遇者は湯滝と竜頭ノ滝の区別がつかなかったのだろう。
 そんなことで、小滝までもどり、その先の分岐点を赤沼方面へと選んだ。最初に小滝
に出るとき、そんなことは確認済みだったが、たまには違う道を行きたいという気持ちが
あったのがいけなかった。やれやれ、とんだロスをしてしまったわい。

 
 泉門池は視界が広がっていて、絶好の休憩場所となっていた。我々も、ここで
 水分補給を兼ねて大休止。

 
 戦場ヶ原の木道はどこまでも続く。

 
 やがて、男体山が正面に見えるようになる。

 
 名の分からぬ高山植物が咲いている。

 このあと、赤沼に出て、そこから中禅寺湖の湖畔までバスを使う。

 遊覧船発着場近くのレストランでカレーを食べ、その後、千手が浜方面へ散歩の予定で
 あったが、湖畔の道は、私設のキャンプ場などで、立ち入り禁止の通行止め。我々の
 ようなよそ者はシャットアウトで、不愉快な思いだった。やむを得ず、先ほどのレストランま
 で戻り、そこから湯ノ湖方面のバスを待った。
 湯滝入り口で降り、そのまま湯ノ湖南端まで、車に追い立てられながら車道を歩く。
 湯滝の上部から、林間学校の生徒たちと湯ノ湖西側の遊歩道を山荘まで歩いて帰着。

8月8日(土)--滝尾神社への道

 東照宮のある日光中心部は、さぞや暑かろうと心配していたが、良い意味で、見事に
 外れた。とても涼しいのだ。湯ノ湖の山荘では、下はここより10℃は高いよ、と言われてい
 たからだ。
 バス停・西参道で下り道路から離れると、すぐに公衆トイレがあった。
 そこから参道を登っていくと突き当たりに二荒山神社があり、左に大猷院(たいゆういん)。

 これが家光の霊廟だ。家光の墓所は、本来なら増上寺でなければならない。それは家康
 の遺訓である。なのに、神君に逆らってまで、この場所にしたのは、深い訳でもあるのだろ
 うか? →徳川家の謎 一 --家光は家康の素性の秘密を知っていた

 つまり、家光は、自分は家康と春日局(お福)の間に生まれたので、本来なら「二代しょうくん」と思っていて、その経緯は母親から聞かされていたのだ。
 通説では家光の乳母ということになっているが、そんな立場の者が「出女に入り鉄砲」の
時代に、駿河の家康に直談判に行けるはずがない。
 そこで、二人の間の子(竹千代)を将軍にせよと迫ったのだ。それで後日、みんなの前で、「竹千代、こっちへ--」の場面となり、そのあとのことは、テレビでお馴染み。竹千代は、秀忠とお江の子として預けられたのだ。継母にいじめられ、自殺未遂まで起こしている。
 お江の墓を知らず、増上寺で初めて供の者に教えられて、「目障りじゃ、壊してしまえ」と言って、実際そうさせたのも、お江への恨みだろう。

 通説では、自分の母親の墓も知らなかったから「家光は馬鹿殿様だ」の証拠とされて
いる。もしそうなら、母親の葬式にも出なかったことになり、そんなことは周囲が許さない。
 家光は、兄弟とされる国千代(駿河大納言忠長)を毒殺し、秀忠の建てた日光東照宮を
そんなに年数が経っていないのに、壊して立て替えてしまった。自分の父親とされる人の偉業を打ち壊す子供がいようか?
 延々と続きそうなので、この辺にしておきます。

 天海の慈眼堂にも立寄ろうと思い、大猷院の受付に訊いたら、大地震で道が崩れたので
通行止めにしている、とのことだ。残念ながら寄れなかった。「天海のそばでなければ、いやじゃ」が思い出される。

 大猷院と二荒山神社の間の道を選び、石畳の道を往く。涼しく、苔むした素敵な道だ。

 

 鬱蒼とした森の中の行者堂を過ぎると、道は下りになり、突き当たった分岐点が
 以下の場所だ。

 

 そこから左に登っていくと、白糸の滝に出る。形も水量も、思っていたより良い滝だ。大猷院からここまで、ひんやりとした空気が流れ、本日の最後の開山堂まで、まったく汗とは
無縁であった。

 

 
 滝の上部に滝尾神社がある。昔、このあたりは修験の僧坊が50以上あったという。
 今は跡形も無いが、恐らく明治政府の廃仏毀釈のせいだあろう。神社なら許されたのだ。

 
 拝殿の後ろに本堂があり、笹占いが有名だという。

 
 下りに選んだこちらが表参道で、歩きやすい敷石が最後まで敷かれていた。

 
 古色蒼然とした北野神社。背後に巨石が2つあり、梅鉢の彫り物(?)があった。

 
 神橋の向こう側の一般用の橋を渡ると、天海像があり、その先がバス停だ。 

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