迷子

きのうは、夜も、魔女っ娘を送って、買い物などにもつき合わされて、かなり、くたびれた。

今日は、パパの方の両親の家へ。

最近、おばあちゃんのボケが始まってしまったので、そのお見舞いとか。

おばあちゃんのこといっていられない。

母、携帯電話を忘れてきてしまった。

今日は、電車で行く。

行くと電話してあったのだが、そのことも忘れて、両親は、お昼ご飯を食べていた。

しかたなく、パパと、外食へ。

ほんとうは、みんなで行きたかったのだが・・・。

それから、パパは寝てしまって、母、がんばって、話をする。

名古屋の水族館へ行ってきたそうだ。

帰りは、せっかく梅田を通るのだから、と、お初天神通りののぶちゃんへ。

たっぷり飲んだ。

で、

「イカ焼きを買って帰ろう」

ということになったのだが、道が変わっていたので、駅員さんに尋ねているあいだに、パパを見失う。

捜しても、捜しても、いない。

母、携帯電話は、忘れてきてしまっているので、連絡も取れない。

悩んだ末に、

「これだけ捜してもいないんだから、帰ったんだろう・・・」

と、迷いながらも、電車に乗ることにする。

が、自宅の最寄り駅に着いたら、パパの自転車がある。

「えっ！」

というわけで、公衆電話から、電話をすると、尼崎まで帰ってきている、と・・・。

「イカ焼き、めちゃくちゃ並んだわ」

と、パパの平気そうな声。

駅前のスーパーマーケットで、買い物しながら待っていると、バイトを終えた魔女っ娘まで現れる。

家族のラインで、母が、梅田で迷子になったと大騒ぎになっていたのだという。

携帯電話さえ忘れていなかったらこんなことにはなっていなかったののに・・・。

喧嘩にもならないで、笑い話になって、よかった。