Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてやっと自由を手にしてから、海外を旅行し、合唱を歌い、オペラやコンサートに通っています。

新国立オペラ「こうもり」初日は感動でいっぱい。

2023-12-06 23:14:00 | 新国立劇場オペラ
今夜は新国立オペラ「こうもり」初日でオペラパレス。2020年と同じハインツ・ツェドニク演出のプロダクション。指揮のパトリック・ハーンは若手のオーストリア人。
感動でいっぱい。12月にこんなこうもりを観れるなんて、なんて幸せなんだろう。
東フィルの奏でる序曲で既に胸が熱くなっていた。素晴らしい音楽、面白い芝居、豪華なキャスト、見惚れるようなダンサーたち。最高の合唱団。
ウキウキ、ワクワクし、笑い、驚き、うっとりし、泣きそうになった。エンタメの全ての要素がここにあった。

この演目は日本人キャストだとしっくりこないと思ってたけど、頭から伊藤達人さんが素晴らしいアルフレードで驚いた。新国立は常連だがこんな大役は初めてでしょう。すごい。こんなに歌えるんだ。
オペレッタは何といっても芝居ができないとダメだが、メインの4人はうまかったなぁ。
アデーレのシェシュティン・アヴェは前半は声が小さいと思ったけど2幕ではすごい技術の持ち主だとわかった。
ファルケのトーマス・タツル、アイゼンシュタインのジョナサン・マクガヴァンは歌も演技も申し分なかった。日本人だとこういう雰囲気はでないんじゃないかなぁ。
ロザリンデのエレオノーレ・マルグエッレは最高。魅せられました。

2020年の公演を観たときも素晴らしいと書いていたけど、今回の感動の方が何倍も大きかった。前回のキャストが今回ほどよくなかったということではない。
鑑賞したわたしのほうが変わったためだ。自然にドラマの中に入っていけた。歌手たちの演技をよく見れた。歌をじっくり聴けた。彼らの素晴らしさ、このオペラの価値がわたしにはよくわかる。
わたしは心から楽しめた。
素晴らしい夜だった。





































コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。