今日は「2022かわさき市民第九」を聴きにミューザ川崎へ。
私が参加している夏祭クラシックの歌ともが何人も出ている。私自身も夏祭事務局長で川崎市合唱連盟理事の平野千尋さんに声をかけてもらい2021かわさき第九に参加させてもらった。それは私が合唱を再開して3度目の第九だったが、マエストロの熱血指導、皆さんの真摯な練習態度、しっかりした運営体制に、30年以上も続いてきた歴史の重みを感じる体験だった。
さて今回は村上寿昭指揮宮前フィルハーモニー交響楽団。ソリストは小野寺光さん、吉村恵さん、井ノ上了吏さん、廣田美穂さん。柴山秀明さんが指導した合唱団員なんと210名。
オーケストラは持ち回りで5年に一度しか回ってこないし、この3年コロナで練習もままならなかったから、彼らには喜びが溢れていた。前半のこうもりともしっかりした演奏だった。川崎市のオーケストラはレベルが高い。
210名の合唱メンバーとて同じこと。今なお続く“合唱冬の時代”は長すぎる。やっと歌えた、でももっと歌いたい。そんな熱気と歓喜に溢れていた。
オケも合唱も完璧ではなかったが胸が熱くなる演奏だった。
毎年12月になると4回も5回も演奏するメジャーオケの第九にはこんなパッションはないだろう。
年の瀬に聴くのは、今日のような歓喜と熱気漲る音楽家たちの第九が相応しい。