NHKのドキュメンタリー「ザ・リアル・ボイス“ダイナー”からアメリカの本音が聞こえる」を見ました。
全米各地の「ダイナー(大衆食堂)」に集う人々へのインタビューを通じて、アメリカの人々の政治意識を捉えようとするものでした。これを見て、トランプとサンダースが高い支持を集めている理由がわかるような気がしました。二人は左右、別々の立場ですが、ともに、現実に対する強い不満や社会の中での閉塞感を抱く人々の共感をえています。現代社会にはあまりにも大きな格差が存在し、それが拡大し続けていることを人々は感じていて、既存の政治家がこの状況を変革してくれると信じていないのです。
ある中年男性の口からでてきた、講釈ばかりたれて何もしない政治家はたくさんだという言葉が印象的でした。これは正にオバマ大統領のことのことでしょう。
彼は核なき世界を創ると言ってノーベル平和賞を受賞しながら何もせず、アフガニスタンやイラクからの撤退を再優先にしてISISの台頭と中東アフリカでの混乱を激化させ、中国による国際法無視の人工島の軍事拠点化を許しました。日本や世界にとっても期待はずれの政治家だったと思います。