昨日、おかんと電話で正月帰省の話をしてて、「インコの雛を最初から育ててみたいな」とかの話で
雌だったらお願いしたいと言ったら、鳥はもう飼わないと
可哀そうだから・・・
随分昔、母が巣から落ちたメジロを拾って来た
鳥籠の余分があったので、外の物干しざおに吊るして飼っていた
私も、タンパク質と称して家の周りの蜘蛛をよく食べさせたり、籠を通るハエやら虫やらを自分で取って食べてた
ある日、畑から帰ったらメジロが居ない
母は多分、何かの拍子に逃げたんだろうと思っていたらしいが、全く違っててヘビが食べていた
先に帰っていた父が見つけて、母が帰るまでになんとかしなくちゃいけないと急いで処分
父が言うには、帰って籠を見たら中にヘビが居てメジロを食べたせいで出られなくなって
あの、1cm足らずの隙間から
父はもしかしたらとヘビをちょん切ったのだけど、やはり無理だった
私たち兄弟には、「逃がしたよ」としか・・・
その後何年かたち、母の実家からオスのインコを一匹貰った
うまい事に近所にインコ飼いの人が居て多頭飼いされてたのでお嫁さんを貰う事に
それがすごく仲良くて、卵もたくさん産んで雛も大きくした
で、数が多くなったので父が大き目の鳥籠を作った
前回のヘビの事を警戒して、鶏用の小さ目六角の網で囲った
当時は今ほど神経質に鳥を飼う人はいなかったので当然外飼い
ヘビは大丈夫だった
ヘビは・・・
餌入れ口から、イタチにやられた
10匹以上いたのに、全部食べられてた
死んでるのもいた
当時、高校生だった弟が帰宅するなり見つけて号泣
学校にも行けないくらいのショックを受けててどうしようもなかった
唯一助かったのは奇形だった子とつがいの2匹だけで、別の籠で家飼いしてた
そんな事があって、父も母も鳥はもう飼わないと言ってる
メジロにしろインコにしろ、逃げ場が無くなって死ぬまでの恐怖を考えたら涙しか出て来ない
確かに、家飼いの鳥は外では生きていけない
人間に飼われていて、それが幸せかどうか分からない
でも、飼っている以上、こちらの不注意がすぐ死につながる重みは凄くよく分かった
おごりはだめだ・・・・