近所の人から抜き柿を頂いた
この時期 スーパーや道の駅などで抜き柿が有ると
嬉しくて買ってしまう
今年は甘柿は有っても まだ抜き柿にお目にかかっていなかった
実家にいた頃 大きな柿の木が有った
渋柿だったが 腰に籠を付けた父が木に登り取っていたのを思い出す
随分経ってから 高枝ばさみが活躍するようになった
「柿の木は折れ易いから危ない」と聞かされていたから
ホッとした事を覚えている
父の渋抜き方法は夜
お風呂場に大きめの発泡スチロールの箱にお湯を入れ
その中に取った渋柿を浸け ふたをして一晩置く
その途中には温度調節のように
熱いお湯を足していた(温度計は使っていなかった)
そして 次の日 父は箱から柿を一つ取り出して
しっかり渋が抜けているか試食
長年の勘なのか 毎回上手に抜けていた
何とも言えない優しい甘さが好きだった
ただ たまに渋が抜け切っていない柿に遭遇する時が有る
しびれるような渋みが舌に覆いかぶさり まとわり付いた
思わずペッペッペッとしてしまう
その渋みは暫く有るが なんとか消えた
まるでロシアンルーレットのように たまに有った事を思い出す
クルクルむいた皮が来年の干支 ヘビに変身
前回のブログ 楳図さんに因んでも有り🤗