「傾国のラヴァーズ」

ボディーガードの翔真は訳有の美青年社長・聖名(せな)の警護をすることに…(閲覧者様の性別不問) 更新情報はX🐦にて

◆小説「傾国のラヴァーズ」76・聖名との夜

2023-10-31 23:09:00 | 傾国のラヴァーズその61~70
 心臓がドクドクいっているのは自分でもわかったが、本当にどうしたものか…

 沈黙に耐えられず俺の方から、

「…聖名…」

「…うん…」

 聖名の方も かなり緊張しているようで、俺は逆に安心した。
 そして、

(プラトニックなタイプなのかな? )

なんて思った。

 すると、聖名が頬にキス…

 なぜ唇にしてくれないんだろう…なんてそんなことを少し思ったりして…
 すると、

「ごめん 緊張しちゃって…」
 そう言ってしがみついてきた。

(もしかして本当は聖名も男は初めてで困っているんだろうか…)

 そこから先は 何事もなく…でも緊張はしているし、それで疲れているしで眠れず…


 聖名も眠れはしないらしく、俺もその気配のため眠れなかった。

 それでも少しは眠ったようで、 次の朝目覚めるといつもより少し遅い時間だった。




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