佐賀大学病院放射線科アンオフィシャルブログ ~さがの読影室から~

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2008.01.30医局会前カンファレンス

2008年01月31日 07時00分20秒 | オンタイム
 2008年の1月も今日で終わりです。あっという間ですね。

 水曜日は、医局会前に学生・医局員向けに回り持ちで、症例検討形式のカンファレンスを行っています。
 今回は僕とMIZ先生の当番でした。

 僕の症例は頭囲拡大+びまん性白質病変+皮質下嚢胞を呈した症例です(詳細は割愛させて頂きます)。FLAIR像を2枚提示します。

   
 
 丹念に所見を拾い、臨床所見と併せて鑑別を絞る練習となる症例のつもりで選びました。結構難しい症例だと思いますが、今週の学生さんも非常に勉強してくれていたので、すらすらと進めることができました。 ちなみに、確定診断はまだついていません・・・

 MIZ先生は、リスクマネージメントの観点から画像診断が貢献できうる症例を、ティーチングファイルの中から数例を提示していただきました。いずれも貴重な症例で、まとめて発表されることが待たれます。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
申し訳ございません (mune)
2009-09-23 18:15:46
pooh loveさん
 大変申し訳ございませんが、個人情報保護の点やブログの性質上、この疾患についてはお答えすることが出来ません…
 MRI画像で注意すべき所見がある、ということで提示させていただきましたが、不愉快に思われましたら、ご容赦下さい。誤解を招くような記事であれば、削除いたします。ご意見をお聞かせ下さい。
 また、お子様におかれましては、どうぞ、お大事にされてください。
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この症例について (pooh love)
2009-09-21 04:48:50
確定判断つきましたか?
Van der knaap病でしたか?
うちの子が同じ病気なので、経過が聞きたいです。
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ちなみに (Ryoko)
2008-02-01 11:21:18
うちからの診断はVan der Knaap's diseaseにしています。Alexanderとは合わない点が多いし、嚢胞が目立ちます。臨床病型もそのようです。

しかし、こんなちょびっとの画像と少ない情報で、みなさん、さすがですね
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au先生に負けじと・・・ (kum)
2008-02-01 10:51:39
私はVan der Knaap's disease を鑑別の第一に挙げたいと思います。Alexander病としてはperiventricular rim があまり目立たないのが、気になりました。また、皮質下の病変をのう胞と考えるのか、のう胞様病変と考えるのかで、診断が変わってくるのでしょうか?
でも、小児の病気でしょうから(ひさびさにこんなみずみずしい脳をみました。)、ほにゃらら症候群とか、なんたら病とかいう病名がついたりするのかもしれませんね。
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さすが・・・ (mune)
2008-01-31 21:55:32
年齢・性別・病歴を伏せておいたのに・・・
こちらは腫瘍が少ないので、ぜひ勉強したいです。Ryoko先生経由で、クイズを出していただけたらうれしいです
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なんだろう? (au)
2008-01-31 21:48:31
自宅には教科書がないので調べられないけど、 Alexander病?van der Knaap病?muneさん、答がわかったら教えてね
今の職場には血管病変と腫瘍しか来ないので、こんな病気はドンドン忘れそう
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なかなか (MIZ)
2008-01-31 18:24:53
リスク関連の画像は出しずらいものがあります。病院、臨床側と因果関係、読影結果について意見が違ったり、訴訟の可能性、個人情報についても考えねばなりません。放射線科医として知っておいたほうが良いということですが取り扱いに注意が必要です。
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難しそうですね。 (kum)
2008-01-31 13:02:44
こんな難しそうな症例をすらすらと読影できるなんて、センスありありの学生さんなのでしょうね。
また、難しそうな症例を呈示するには、それ相応の勉強をしていないと、幾多の質問に答えられないわけですから、おそらく呈示したと思われるmune先生もすごいですね。
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