うちの隣のご夫妻を偲ぶ

広報のhideです。

平成から令和になる時、うちの隣が取り壊されました。亡くなった方のお兄さんが、整理してくれました。

この桜と隣の栗の木を残して、建物はすべて無くなりました。


隣の旦那さんが亡くなったのは、2年程前になりますか？

この土地には、平成7年頃まで南部曲り家が建っておりました。記憶にあるのは、しし踊りが好きなおジィさんと、気の強いおばぁさんが2人で暮らしていました。おばぁさんが病気で亡くなり、おジィさんがしばらく1人で暮らしていました。おジィさんも病気でなくなり、しばらく空き家でした。
平成7年の火事で曲り家が無くなりました。

しばらくすると、大阪から引っ越して来たご夫妻が、火事で残った牛小屋を自らリノベーションして暮らし始めました。
多分、20年くらいは暮らしたと思われる。

ご夫婦と足の悪い犬がおりました。

奥さんが犬と散歩中、倒れて亡くなりました。旦那さんがしばらく1人で暮らしていました。

最近、うちの下の娘が(現在26才)小さい時にこのご夫婦の家の2階に、上がり旦那さんが描いた絵を見せもらったと言ってました。絵を描いていたと聞いていたが、私は見ないでしまいました。

この旦那さんは、大阪で自転車屋さんをしていたと言ってました。高そうな自転車に乗って散歩をしていました。

この旦那さんと、死ぬ前の年あたりに話した時、蔵をカフェにしたいと言ってました。その夢は叶わなかった。

ご夫婦が育てたズッキーニをいただきそれから今でもズッキーニが好きで良く食べます。

奥さんが、自分の土地に植えたスペアミントがうちの土地にも侵入してきて今でも時期になると良い香りがします。

そんなご夫婦は、もう居なくなりましたが私の胸には、このご夫婦との思い出は残っています。

この桜と栗がある限り、2人の思い出はわすれません。

見守ってくださいね！