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埼玉女子短期大学 エアライン・ホスピタリティコースの活動を紹介していきます。

卒業レポート2024 リージョナル航空の必要性と可能性

2025-01-21 12:04:00 | 卒業レポート

みなさんこんにちは!

2年の小林です🛩️


今回は私の卒業レポートを紹介いたします!

テーマは【リージョナル航空の必要性と可能性】です。

それでは、どうぞお読みください!⏬


卒業後、私はANAの国内線の客室乗務員として社会人のスタートをきります。それにあたり、航空業界の在り方は勿論、自分が客室乗務員の業務を全うするだけでなく、「らしさ」「ならでは」といった魅力をお客様に発信すること、さらに会社に、社会に貢献していかなければなりません。

どうしたらそれができるかを考えた時、私が入社する会社が属する『リージョナル航空』について深く理解していないと始まらないと感じました。

以上が、今回のテーマを起用した理由です。


まずはリージョナル航空の認知度を調べるために、知人にアンケートを実施しました。

33件の回答のうち、「知っている」と答えた方は4分の1でした。


読んでくださっている方の中にも、リージョナル航空という言葉に聞き馴染みがないという方がいらっしゃると思います!

リージョナル航空とは、一般的に主要空港と地方空港、大型機では採算が取りにくい路線を運航する、座席数が100席未満の小型ジェット旅客機で運航する会社のことを指します。

リージョナル航空、コミューター航空事業は、客席数が100席以下かつ最大離陸重量が50トン以下の航空機で定期的旅客輸送を行うものです。








リージョナル航空の役割と必要性として、①生活②貨物輸送が挙げられます。

離島や地方に住む人は、飛行機を生活の足として利用しています。震災などがあったときも、小さな飛行機で物資を運ぶことができたら多くの人が助かることでしょう。


続いて、リージョナル航空の発展と地域活性化について考えます。

東京一極集中の是正と地方創生は引き続き日本のの最重要課題であり、その解決のためには地域間の交流人口を増大させることで地方の経済と文化を発展させることが不可欠です。そこで、地方都市間を運航するリージョナル航空は、地域間の交流の促進を通じて日本の活性化に貢献するのです。アンケートや調査をした結果、リージョナル航空の発展と地域活性化は少なからず比例するのでは、という見解に至りました。


さらに、国土交通省観光庁のデータより、訪日外国人の動向からリージョナル航空の可能性を読み取りました。

地方を中心としたインバウンド誘客として、モデル観光地には地方14の地域が選ばれており、最近ではSDGsの推進が高まり、持続可能な観光地域づくりが全国各地で進められているため、コロナ前より本格化して地域活性化を進めることが可能なのではないかと考えます。14のモデル観光地は日本の主要空港から乗り継ぎが必要な地域であり、リージョナル航空の活躍が期待されるのです。大きなジェット機で世界から運ばれてきた人、モノを日本の首都圏だけでなく地方に届けること。地方と地方を結ぶ路線を持つリージョナル航空今後の可能性はここにあると感じています。日本の観光産業を本当の意味で支えているのはリージョナル航空であり、これから成長させていくために欠かせない存在だということを知らせていかなければなりません。


結論

飛行機が誕生した理由、それは人類の夢のためでありました。しかし時には人を苦しめる使い方をされた時代を経て今に至ります。今となっては飛行機が空を飛ぶことは当たり前になっていますが、その中で今航空業界に求められているのは、社会に貢献する使命と、人々の生活を支える、また豊かにする責任です。だからこそ、主要空港と地方空港、日本の端から端までを結んでいるリージョナル航空はなくてはならない存在なのです。会社ごとに個性や魅力あふれるフライトで、日本国内を、そして日本と世界をつなぐ真のキーマンとして、今後もっと注目されてほしいと思います。今回のレポートではここまでの調査と考察で終わってしまいましたが、実際に客室乗務員として乗務が始まった後、実際に自分の肌と目で現状況を知り、機上だけでなく地上でも自分が社会の一員としてできることを追求していきます。お客様を目的地まで安全にお運びすることはもちろん、お運びするという意識よりも、私は目的地を発展させるためにつなぐバトンであり、自分も地方の関係人口になるべく魅力をお客様に最大にお伝えする場、空間だという意識をもって乗務していきたいです。

それが、国内際の多くの路線を持つ大手の会社ではなく、日本の端から端までをつなぐ路線を持ち、まだ会社として若く成長過程にあるANAウイングスに入社をする私の使命です。この先の私の人生において、客室乗務員という職で培った学びや経験を軸に、日本の未来を背負う社会の一員として大きなものに挑戦し続けていきます。



以上が私の卒業レポートでした!

最後までお読みいただき、ありがとうございました😊✨


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