
みなさんこんにちは!


2年の天野です!
私の卒業論文のテーマは【地方空港の需要】です。
このテーマにした理由は、在学中に授業内の課外学習やインターンシップ、就職活動で、羽田空港、成田空港といった「日本の玄関口」と呼ばれる大都市の空港を訪れる機会が増えました。コロナ禍を経て、インバウンドが増加し、航空需要が完全回復とされている今、大都市の拠点空港は賑わいをみせていますが、地方空港の現状とはどうなっているのか、地方空港なりの役割や需要性を見いだしていくためにこのテーマを設定しました。
まず、このテーマについて論ずる上で、
①地方空港とは
②旅の通過点としての空港
③災害時の需要
④地域における空港の役割
この4つに焦点を当てました。
①日本には現在97個の空港がありますが、成田国際空港・中部国際空港・関西国際空港・羽田国際空港・新千歳空港・伊丹空港・福岡空港・沖縄空港の8港以外の空港が地方空港です。
②10代から50代の男女25人に拠点空港と地方空港の利用についてアンケートをしたところ、地方空港の利用度は著しく低い結果になりました。しかし、地方旅行での飛行機需要についてのアンケートでは、利用したいという意見が多いかったため、若い世代の金銭面への懸念はありながらも、飛行機に乗るという非日常的な旅行が出来ることから、やはり需要はあると考えます。
③東日本大震災では、花巻・山形・福島空港が活動拠点となり、救急救助や、人員・物資輸送などで大いに活用されました。災害はいつどこであるか分からないからこそ、地方空港がある事で、被災の受けていない空港間で連携をして、救助の拠点へと変わることが出来るのだと考えます。


④空港は地域の玄関口であるため、内装などに地域ごとの個性があります。地方空港では、イベントやお祭り、市場を設けることで、周辺地域の方との交流の場にもなっています。空港を地域を活性化させる観光資源として活用することで、地域の特色を訪れる方にアピールし、地域のプロモーションにもなると考えます。
最後に、大学での、課外学習やインターンシップ、そしてこのレポートを通じて、やはり空港とはどんな形であっても、地域や、日本に必要不可欠な存在だと知るきっかけになりました。地方空港は、拠点空港に比べると少し知名度は低く、挙げられる課題も多いかもしれませんが、災害時の需要や空港を利用した地域との関わり方は、目に余るものがありました。これから、地方空港がどんな進化をしていくのか期待できます。
そして、春から空港職員となる私もこの2年間で得たものを糧に、さらに進化した自分になれるよう、これからも頑張ってまいります!
最後までお読みいただき、ありがとうございました✈️