Une petite esquisse

日々の雑事の中で考えたこと、感じたことを徒然に書き綴ります。

大津のいじめ自殺事件

2012年07月15日 | 社会学/社会批評
 大津のいじめ自殺事件が、全国的に取り上げられています。TVニュースでは「警察が教育現場に入る異例の事態・・・」と報じられています。
まったく、警察が教育現場に介入することは異常なことで、絶対にあってはならない事です。
 冷静に考えて欲しいのは、3度の被害届を拒否した滋賀県警が堂々と学校に入り込み、解決するような素振りを見せている事です。滋賀県警の警察の権威失墜の責任逃れとも思え、許せません。警察は違法行為を立件するのが、せいぜいで、イジメの問題が解決できるはずはありません。
 被害者が大津市教育委員会や学校、加害者生徒を相手に裁判を起こすとの事ですが、裁判では損害賠償請求など、利害が基本的な争点で、その訴訟のプロセスで、一部の事実究明がなされても、イジメの根本的な解決にはなりません。
 何よりも重要なことは、教育委員会も学校も隠蔽と責任の擦りあいで、イジメの問題を解決しようとする意気込が全く見られないことです。
この様な体たらくな状態では、今後もイジメは続くと考えられます。
 それにしても、不可解なのは滋賀の教職員組合がこの重大な事件に何のコメントもしていない事です。

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