1987年に奈良国立博物館で開催された、特別展「菩薩」の目玉展示のガンダーラ仏が贋作と指摘され、奈良博は偽物と気付きながら、ニセモノと認めず、あくまでも本物と主張する。政治家、文部省などからの圧力、仏像の検査妨害と、ありとあらゆる手段を使い、贋作指摘派を潰しかかるが、圧力をかけても効果がないと分かると、あとは沈黙をつづける。
X線検査の結果、「寄せ石づくり」の贋作であると判かると、館長の西川杏太郎は、税関の確認書から奈良博が購入したものと確認されているにも関わらず、「館は仲介しただけで館の学芸員が個人的に売買の話のリレー役になっただけ」と新聞にコメントし、奈良博の責任を学芸員個人に転嫁する。贋作騒動の中でも最も醜い事件である。
その後、当時の館長の西川杏太郎は横浜美術短大(現大学)学長、神奈川県立歴史博物館の館長を歴任している。真理を折曲げ、国民を愚弄し、文化に泥を塗る、こんな人物が要職に就いている事が日本の文化行政の貧困である。今もガンダーラ仏はニセモノと言う人が多いが、西川はこの事を、どのように考えているのか。
X線検査の結果、「寄せ石づくり」の贋作であると判かると、館長の西川杏太郎は、税関の確認書から奈良博が購入したものと確認されているにも関わらず、「館は仲介しただけで館の学芸員が個人的に売買の話のリレー役になっただけ」と新聞にコメントし、奈良博の責任を学芸員個人に転嫁する。贋作騒動の中でも最も醜い事件である。
その後、当時の館長の西川杏太郎は横浜美術短大(現大学)学長、神奈川県立歴史博物館の館長を歴任している。真理を折曲げ、国民を愚弄し、文化に泥を塗る、こんな人物が要職に就いている事が日本の文化行政の貧困である。今もガンダーラ仏はニセモノと言う人が多いが、西川はこの事を、どのように考えているのか。