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長生きはエゴである。

2017-08-22 | 文学
 8月22日 火曜日


 おはようございます。 酒好きの思想家です。



ウィン・ウィン王国では、長生きはエゴである。

なぜなら、

自らが長生きするその動機自体がエゴであり、ウィン・ウィンとは言えないからである。

社会貢献可能ならばその寿命にも存在価値が保てるが、

寝たきり状態を正当化する根拠が無い限り長生きに意味が見出せない。

悲しいかな、「元気であればそれで良い」では許されないのが厳しい現実だから、

過酷な人生に対し、役立たない長生きに様々な試練が与えられるのは自然原理の法則であって我々はそれに従うのが掟となる。

天風氏曰く、「食って、寝るだけのうんこ製造人間」なのである。

天命を全うし、運命を切り開き、宿命を受け入れることが先人たちからの教えである。

実際、現代人が長生きを可能としている理由は、

自らの能力が優れているからではなく技術進歩、化学や医療のおかげであるから、

間違っても長生きが運命と考えるのは傲慢。長生きに感謝が感じられないのも問題だ。

まして、若者たちに負担を背負わせる老人介護もウィン・ウィンでは決してないのだ。


何も長生きが悪い訳ではなくて、意味がないだけである。意味が無いからエゴとなる。


「じゃあ、意味があればいいのか?」


その通りで、生きる意味や生きる理由を生み出せればウィン・ウィンとなり、

それが無くなればあの世に旅立つのだから、年齢は関係ないし、概念を生み出せばいい。

本来、生命は何かしらの意味があるから生きられるように、その意味が無くなれば死ぬのだから、

単純な気分やその場しのぎの感情論だけで生き永らえていては長生きは癌細胞以下の下等動物となる。

長生きに確かな意味を見出さない限り、現代の社会問題の多くは長生き現象が原因なのだから、

一人一人の存在理由を明確化しなければ、死後の保証は何処にも無い。


従って、次の世代たちから感謝を引き出すにはどうすればいいかが重要なのである。



ウィン・ウィン王国ではこのようにします。


長生きの理由とその正当性は、

若者たちを育て上げる為の継承に残りの人生を投資します。


長い時を掛けて積み重ねてきた知恵を次の世代に託せるならばウィン・ウィンであり、

たとえ道半ばで倒れたとしても、大いなる連鎖が受け継がれるなら、ウィン・ウィン、

死後の保証である感謝も、また魂の居場所も保てるから、みんなハッピー・ウィン・ウィンです。


逆に怠け者な長生きに対しては、

課税をして感謝の再教育を行い、社会貢献を実践し生活の保障を得ます。

怠け者の長生きは罪人だから、罪人の財産はすべて没収されても正義であり、

個人資産1,800兆円が社会に還元されず、自らのエゴの為であっては悪徳長生きと呼べれ、

それでもまだ年金を必要とする現代の長生きたちに感じられるものは、

完成された大人の人生論だとは言えずに子供じみたレベルの低さに疑いが生じ、

若者たちの足を引っ張っているのではと世代間の対立が生まれて、

自らの生涯に泥を塗る「終わり悪ければ全て悪し」だから、

ウィン・ウィン王国に対しての敵国ロスト・ロスト王国だと感じるのです。


(ウィン・ウィン王国と戦っても誰も負けませんよ。ウィン・ウィンだから。)






   つづく。