11/28(水)「ウレシーサー」
今日、参院議員会館で、子ども被災者支援法の院内集会があった。
〈IWJ〉
福島の現状が伝わらない中で
、特に、
子どもの被曝や健康状態が決して良い方向に向かっていない現状が次々にネット上に拡散されてくる。
その中での集会であった。
今日は福島から
近くは関東遠くは北海道まで避難されている方々が集結し、
復興庁他の官僚とのやり取りをした。
しかし避難者からの感想は
「別の世界の話に聞える」
「ますます不安だ」
と言う意見が寄せられた。
この子ども被災者支援法は議員立法だったが、
国会が解散となり、時期政権に全て先送りとなった法案である。
みんなの党の川田龍平議員他の国会議員数名も総選挙の慌ただしさの中で駆けつけてくれた。
子どもの甲状腺がんが早くも発見されたこの時、
基本法だけは整ったものの、
本格施行は時期政府に委ねられているのが現状である。
その中でかすかな望みは来年度予算で
「移動教室」
の費用が計上され見込みであるという
観測があった事だと思う。
〈しかし、これはあくまでも文科省の管轄で何となくそのような感じだと言う事〉
チェルノブイリ事故の時、旧ソ連政府は子どもを素早く移動させた。
それでも多くの子どもがブルームの放射性物質を吸引した。
まして、
今回の事故では、4基もの原発が一気に爆発し、
更に使用済み燃料の更なる危険性も指摘されている。
その中で、最も弱い立場の子どもについての救済法が
一方の当事者の東電が国に依って救済されているにもかかわらず、
未だ確立していないと言う事
はこの国の恥すべき行為の一つだともう。
日本には「子どもは国の宝」と言う言い方がある。
子どもと高齢者を大切にしない国は滅びるとも言う。
この言葉を第1,2、3極の政党はどう見ているのだろうか。
聞いて見たい。
折しも、私の家に一通のはがきが届いた。
広河隆一さんが設立した
「NPO球美の里」
からの葉書だ。
そこには「ウレシーサー」と書かれた写真が載っている。
福島の保養所を訪れた子どもが作ったものに違いない。
この笑顔が移住した者にも、
また、定住する者にも分けられる日がくれば良いと思う。