父への バースデーケーキ
今年も 元気で 81才を 迎える事が できました
今年の夏に 両親を 物忘れ外来に連れていきました
認知症という 老いていく過程で さけては通れない時代です
老人性難聴の父は 右に補聴器を装着していますが
左は ほとんど聞こえてないようです
以前から 理解力は あるのですが
会話の中で 聞きとれなくて スムーズに 会話が弾まなかったり
会話の輪の中に入れず 一人 ボーとしている
表情が 垣間見ていました
今年に入っていくつかの役職 を退任したり
腸に悪性リンパ腫がみつかり
自動車運転も 極力 控えてもらって
免許更新せず 自動車も処分する事にきめたりと
何十年も 健康で仕事一筋に生きてきた父は
体調の変化と 社会への役割を 失ったりと
心身的にダメージを 受けたのは 確かだ
たまに会う父は 少し 少しだけど 最近の
記憶が鈍くなっているように思え・・
でも 昔の話は 何年何月に こういう事があったなど
すばらしく 鮮明に語ってくれる
一年前から 母に物忘れ外来に 連れていきたいと
相談していました
実家から 戻ってきた後に母から
「お父さん 変だと思わなかった?」と電話もかかっていました
でも いざ父を目の前にしてしまうと
どうしても言えずに 何度 自分の いたらさが情けなく 帰ってきたことか
姉には まだ行く必要ないんじゃない と言われ
主人にも お父さんはちゃんと 問題なく話してるし 失礼だよと 言われ
足踏みしていました
この夏に 「80才になったら 皆 物忘れ外来にいってるんだよ
お母さんと一緒に 受けたら?」と 思い切っていってみました
父は 「そうだね~ 脳の検査はした事ないから してみるかな」
CT検査・脳の血流検査・面接などを 母と受けてきました
結果・・ 母は年相応の脳だそうです
父は やはり 脳の委縮などが 少しあるようです
精神医からの 結果報告は本人含め 姉と私と 4人で聞きました
4人でしっかり 受け止めました
精神医は 「このような初期の段階で 診察に来る方は まれですね
でも とてもラッキーでしたね」 とおっしゃってくれました
軽い薬を処方してもらい 母も同時に服薬してますが
年を重ねるとは どういうことなのか 客観的に感じてもらえてよかった
あまりにも 今まで 若いつもりで がむしゃらに 働きつめだったから
これからは のんびり 暮らしてほしい