政治家って

なんだろうと思う。
初対面の人と話をするとき、宗教の話と政治の話はするな(日本の場合は「野球」もか…)と言われるので、ブログの話題としてはいささか不適切かもしれませんが、できるだけ中立的に。

私は別に支持する政党や政治家がいるわけではありません。しかし、長く続いた自民党政権から民主党に変わった以上、頑張って欲しいとは思っています。
多くの人々が、このままではいけない、日本は変わらなければいけないと思ったからこそ、新しい風を期待したのでしょう。

しかし、やってることは同じ。結局のところ親玉になりたいだけって思ってしまいます。政治とは時として国に殉じる覚悟を持って望まねばならないこと。ですからちょっとの失敗やたいしたことのないスキャンダル程度で責任を取って辞任すべきとか、不信任とか、辞意を表明するでなく、最低限任期を全うして職務を果たすべきではないでしょうか。それだけの覚悟を見せてくれるなら、麻生さんでも阿部さんでも鳩山さんでも良かったのです。もし足りないところがあれば、周りがサポートすればよく、そのために内閣というものが組織されると考えればいいのではないかと。

さて、小沢さんがどうやら出馬するそうです。この前鳩山さんから菅さんにかわったばかり。これから政党として政治を行い、日本の国の舵取りをしていかなければならないときに、なぜ？というのが私の正直な感想です。

もし明日、小沢さんが出馬表明するなら、彼は政治家ではなくただの選挙屋だったのかもしれませんね。
かの司馬遼太郎氏は「昭和になってから、国のために働く政治家はいない」と嘆いたそうですが、これ書いていて、司馬遷の「史記」が読みたくなりました。古の宰相のものの見方考え方に、今一度触れてみたい。これは政治だけでなく、仕事や人間関係、生活のどんなことにも応用できるのですから。

兵法などについての考察はまたの機会に。