センムのブログ

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平家物語

2011-09-08 | 日記
昨日の俳句甲子園でのディベートでお互いの句を評価しあうという内容を書きましたが、その時に思い出したのは平家物語でした。

平家が源氏に押されて、戦を繰り返しながら西へ落ちていく時、屋島の戦いというのがりました。
その時の有名なエピソードが那須与一です。船の上にある扇を矢で射るという話です。
これは、落ちていく平家が虚勢を張って「戦の後の余興」を持ちかけたと何かで読みました。
近代戦と違い夜戦というのはなかったのでしょうか。日没とともに休戦となれば、余興を楽しむというのは、なんとも優雅なものです。

結果は見事扇を打ち抜き、平氏の兵は船べりをたたいて、その腕前をたたえ、その後老兵が舞をまったというのが、平家物語の屋島の戦いのくだりです。
これを高校の古文の時間に習い、昔の人、そして戦とはなんと優雅なものかと思いました。
余興だけならともかく、敵の腕前をたたえて舞うというのは、昨日に引き続き、今の私たちが持ちたい心がけなのかもしれません。


しかし、このエピソードの結末は、与一が老兵を射るというのですから、なんとも…。


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