皆さんと一緒に考えましょう

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

年々感じる「体力の衰え」の正体とは?

2021-08-14 08:30:00 | 日記

下記の記事は日経グッディオンラインからの借用(コピー)です   記事はテキストに変換していますから画像は出ません

 体の健康を保ち、いつまでもパワフルに働くには、正しい運動と食事、そして休息のバランスが取れた生活が必要だ。そこで、著名なフィジカルトレーナーである中野ジェームズ修一さんに、遠回りしない、結果の出る健康術を紹介してもらおう。
 今回は、年齢を重ねるにつれて衰えていく「体力」について。体力低下の原因は何か、予防のためにはどうしたらよいのかを聞いていく。
年を取ると疲れやすくなるが、だからといって体を動かさないでいると…。(c)imtmphoto-123RF
疲れやすくなると、さらに体を動かさなくなる悪循環に
 人は誰しも、年齢を重ねるとともに体の動きが悪くなる。いつものように電車に乗って会社に行き、また電車に乗って家に帰ってくるだけでも「なんだか体が重いな。疲れやすくなったな…」と感じるようになり、それにより「体力の低下」を自覚する。
 体力が衰えたと思うと、今度はできるだけ疲れない方法で行動しようと考えがちだ。階段をあまり使わなくなり、歩いて10分の距離でもタクシーを使ったり、買い物は全部ネットで済ませたり…。
 フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんは「最近は生活が便利になり、日常の活動量が減っています。それが体力や筋力の衰えにつながっているんです」と指摘する。
 日常の活動量が減ることで、筋肉が使われる機会が減る。すると血液の循環も活発でなくなり、筋力が衰えて、さらに疲れやすくなる…。という悪循環に陥ってしまうのだ。
 それでは、体力を維持したり、あるいは衰えた体力を回復させたりするためには、どうしたらいいのだろうか?
 「体力維持には、いかに疲れることをするかが大切なんです。まずは生活の中で楽をすることをやめて、積極的に体を使うことを心がけましょう。そのうえで運動をして、筋肉に普段の生活以上の刺激を入れることが効果的です」(中野さん)
体力とは、筋力、心肺持久力、筋肉の柔軟性の3つ
 そもそも、日常生活でよく口にする「体力」とはなんだろうか?
 「体力は、『筋力』と『心肺持久力』、そして『筋肉の柔軟性』の3つを合わせた総合力だと言うことができます」と中野さんは説明する。
 「体力がある状態というのは、筋肉を持久的に動かして力を出すために、心肺機能が効率的に働いて、たくさんの酸素を体内に取り込むことができる状態を指します。それに加えて、筋肉が適度な柔軟性を持っていることで、回復力が高くなります。逆に筋肉が硬いと、回復に時間がかかり、疲れやすくなったなと感じるでしょう」(中野さん)
 体を動かす、つまり筋肉を使うと、血行が良くなる。すると、必要な栄養や酸素を体全体にまで行き届かせることができる。また、代謝によって作り出された不要物質などの排出も促せるようになる。それが体全体の健康に貢献するのだ。
 「例えば、たった1階分なのに、階段を使わずにエレベーターやエスカレーターを使う人をよく見かけますよね。それでは体力は衰える一方です。企業や地方自治体では、省エネと健康のために “2UP 3DOWN”を推奨しているところがあります。これは2階分上がる、または3階分下るためには階段を使いましょうというもの。私はこれをさらに進めて、上下4階分は階段を使うことをお勧めします」(中野さん)
(c)Andor Bujdoso-123RF
 階段を上るときには、足の裏にしっかり体重をかけて、一段跳ばしてみるのもいい。すると、臀部(お尻)の筋肉群に刺激が入り、鍛えることができる。こうすれば、1階分であってもそれなりの刺激になる。
 また、駅やオフィスなどで必ず階段を利用する習慣を身につければ、1回の刺激は少なくても、繰り返すことで効果を期待できるのだ。
加齢とともに衰える下半身を自重筋トレで鍛えよう
 日常の活動量がとても少なく、極端な運動不足の人にとっては、階段を使う習慣を身につけることで、体力が少しずつ回復していくだろう。だがそれでは不十分だ。
 「日常生活の中で筋肉を鍛えるのもいいですが、それは必要最低限の筋力を維持するものだと考えてください。できれば、自分の体重を負荷にした『自重筋力トレーニング』を取り入れてほしいですね」(中野さん)
 年を取ると、特に大きな筋肉が集中する下半身が衰えてくる。「加齢によって筋肉量が減ってくる下半身を鍛えるのであれば、スクワットやランジなどが最適です」(中野さん)
ランジの一種「フロントランジ」
(1)両手は頭の後ろで組み、両足を骨盤の幅に開いて、つま先をまっすぐ前に向けて立つ。(2)上半身は床と垂直を保ったまま、片足を大きく前に踏み出す。前に出した足の膝が90度になるまで体を沈み込ませる。左右それぞれ20回を目標に行う。(中野ジェームズ修一著『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』より)
[画像のクリックで拡大表示]
 年を取っても若いころと同じような食事をとっていると太りやすくなるのは、筋肉量が落ちて基礎代謝が低下することも原因の一つだ。筋肉量を増やすことは、肥満防止にも一役を買うことになる。それに高齢者の場合は、筋肉量を維持することが、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)や寝たきりの予防にもつながる。
加齢とともに衰える下半身を自重筋トレで鍛えよう
 日常の活動量がとても少なく、極端な運動不足の人にとっては、階段を使う習慣を身につけることで、体力が少しずつ回復していくだろう。だがそれでは不十分だ。
 「日常生活の中で筋肉を鍛えるのもいいですが、それは必要最低限の筋力を維持するものだと考えてください。できれば、自分の体重を負荷にした『自重筋力トレーニング』を取り入れてほしいですね」(中野さん)
 年を取ると、特に大きな筋肉が集中する下半身が衰えてくる。「加齢によって筋肉量が減ってくる下半身を鍛えるのであれば、スクワットやランジなどが最適です」(中野さん)
ランジの一種「フロントランジ」
(1)両手は頭の後ろで組み、両足を骨盤の幅に開いて、つま先をまっすぐ前に向けて立つ。(2)上半身は床と垂直を保ったまま、片足を大きく前に踏み出す。前に出した足の膝が90度になるまで体を沈み込ませる。左右それぞれ20回を目標に行う。(中野ジェームズ修一著『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』より)
[画像のクリックで拡大表示]
 年を取っても若いころと同じような食事をとっていると太りやすくなるのは、筋肉量が落ちて基礎代謝が低下することも原因の一つだ。筋肉量を増やすことは、肥満防止にも一役を買うことになる。それに高齢者の場合は、筋肉量を維持することが、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)や寝たきりの予防にもつながる。



コメントを投稿