応募の際、その理由や志望動機をしっかり書いてアピールしてくる人は多い。
が、これまでの職歴の中で、その離職理由、退職理由をしっかりまとめて書く人はあまり見受けられない。
人生いろいろある。また離職、退職の理由は往々にしてネガティブなものが多いから、あまり触れたくない、書きたくないと思うのは人情かも知れない。
でもまてよ。採用側としては、「そのネガティブな状況の中でその人がどう考え、そしてどんな行動をとったか?」を見たいのではないか?
日本の履歴書には「一身上の都合」という分かったようで何も分からない、あいまいでそしてとても都合の良い言葉があるが、それは海外で通用するだろうか?
離職や退職の理由。それらがたとえネガティブなものであまり言いたくないことであったとしても、そのポジションに応募したときのようにしっかりと書こう。応募したときはものすごくやってみたい仕事であっても、何が違っていたか、自分はどんな努力をしたか、なぜ離職という行動をとったかなどをまとめてみよう。そこから自分が本当にやりたいことが見つかるかも知れないし、また、次の企業への良いアピールになると思う。ネガティブなことをポジティブなことに変換する力を持った人材だということをアピールできる良い機会だと思う。