私たちの求人広告をご覧になったある方から下記のご質問を頂きました。
よく頂くご質問ですので、それに対する当方からのお返事をこの記事をご覧になって頂いている皆さんとも共有し、ご参考頂けましたら幸いです。
(ご質問)シンガポールでの飲食店での募集は、大卒でなければ、無理でしょうか?
(お返事)
お問い合わせ頂きました件、「シンガポールの飲食店での募集は大卒でなければ無理なのか?」についてですが、必ずしも大卒で無ければならないという訳ではなく、専門学校卒業の方でも就労ビザを取得して働いている方々はいらっしゃいます。
ただ専門学校卒業の方の場合、就労ビザの種類が「Sパス」というカテゴリーになり、このパスは、飲食業界ですと、シンガポール人を6人雇用して初めて外国人枠1人雇用することができる、という「枠」制になっておりまして、シンガポール人の人たちが飲食業界での就業を希望しない現状において、飲食店さんがこの「比率」で外国人を雇用することが大変困難になっております。
そのため飲食店さんにおいては、そういった「枠」や「比率」の制限がない、「EP(Employment Pass」というカテゴリーでの
日本人も含めた外国人の雇用を希望されるのですが、その際、このEPの取得の条件となっているのが「大学卒」となっているのが
現状です。
これらはシンガポール政府の自国民の雇用を優先するという政策に基いているのですが、自国民は飲食業界での就労を希望しないのが現状ゆえ、飲食店さんはSパスの枠がもらえず、どうしても日本人スタッフが必要な和食店さんなどは、大学卒の方限定という募集にせざるを得ない、という状況です。
少々わかりづらいかも知れませんが、不明点がありましたら
遠慮なくご連絡下さい。