先日シンガポールの友人が出張で来まして京都まで会いに行ってきました。
ランチを一緒にし「散歩がてら清水寺まで散歩しようか」となり歩き始めたのですが、土曜日の午後、清水寺に向かうものすごい人の群れに遭遇し「これはやめよう」と断念しました。
その「人の群れ」ですがほとんどが外国人の旅行者の方々です。じゃあ清水寺はやめてどこか別のところに行こうと思い、一瞬「金閣寺」を思いついたのですが、まてよ金閣寺も人でいっぱいの可能性あるな、とすると「銀閣寺」だったら外国人は少ないのでは?と思い銀閣寺へ向かいました。
結果は予想に反して銀閣寺も外国人旅行者の方々でいっぱいでした。シンガポール人にしては珍しい座禅が趣味の友人は「銀閣寺はZenスタイルだ。気に入った!」と喜んでくれましたが、人が多すぎて皆一列になって園内を一周するという具合で「わびさび」を感じる余裕もない状態でした。銀閣寺から京都駅までタクシーに乗ったのですが、これた渋滞で通常の三倍くらいの時間がかかった次第です。
友人は翌日嵐山まで行ったそうなのですが、そこも外国人観光客が多すぎて、ランチ時はどのお店も待ちの列ができていて、ついぞランチを食べることができず京都へ戻ったとのことでした。
最近「オーバーツーリズム」という言葉を聞きます。京都では大きなスーツケースを持った外国人観光客の方々が市バスを利用するので、日常的にバスを利用する市民が方々が困っているという話も聞きます。個人的にどうにかならないものかと思っているのは富士山です。心無い一部の人たちにによるごみ投棄の問題など聞くたびに心が痛いです。富士山は日本を代表する霊山ですので富士山の状態が日本の国全体に転写するとも感じます。それゆえ富士山は特に綺麗な状態で保ってもらいたいという思いから登山制限や登山禁止も考慮してもらいたいです。富士山の身になって考えてみると、無数のおびただしい人たちが這い登って荒らしてゴミを捨てていく、これだとブルブルっと振るい落としたくなるのも道理だと思います。富士山が怒らないようにしてもらいたいです。
写真は「オーバーツーリズム」とは全く無関係なうちのにゃんこ先生。