日本に帰ってきて10日しか経っていないと言うのに、現在赤坂に週2回のペースで通っている庵主です。時々自分の生活はどうなっているのだ?!とツッコミたくなります・・・。←分かってやってて言わないでください。
さて、3回目は14日(水)休演日明けの夜公演。前回ほどではありませんがSS席4列目通路すぐ脇!
真横を走り抜けていく十勇士&幸村様を観ずして何とする!?というテンションの上がりっぷり。
お休み明けでキャストも気合充分。殺陣もアクションもずいぶんこなれてきて、心が一つになって一丸で夏の陣に向かっていく・・・いい流れになってきました。
そして「今日の見どころ」冬の陣。ズラッと勢ぞろいした十勇士!うわ、近い!!
隣に才蔵どの(葛山さん)も大助くん(渡部くん)もいるのに、私の目はやっぱり殿に釘付けv ←
この場面w
「この戦の帰趨、我らの働きにかかっている!ものども、続けーっ!!!」
そして私の50cmほど横を、上川幸村様がシュタタタタターーーッ!と駆け抜けていかれました!!
風のように、と表現したいのですが、腰を落として素晴らしいスピードで駆け去っていかれたので、まさに「刹那」の間。風を感じると言うよりは、一瞬の影のような軽やかさと速さ。目を瞠りました!!出来ればスローモーションにしたいほど。「ああ~~~行っちゃった~~~!」と嬉しい反面ちょっぴり残念だったのは、仕方ないですかねw
☆
このあと十勇士と幸村様それぞれの奮戦ぶりが「見せ場」なのですが、この日は十蔵(三津谷くん)がまさかの落車!一輪車でバックしながら舞台を上がるシーンで、上りきった瞬間バランスを崩してしまったのです。スロープゆえに一輪車は坂の途中ど真ん中にとどまり、立ち位置が中段の十蔵は手を伸ばしても届かない状態に。
一瞬ヒヤリとしましたが、そこは十蔵も落ち着いて対応!立ったまま銃を撃ち放ち&投げ捨て、さらに駆け下りながら一輪車を拾い上げ、元々あった「一輪車に乗ったままモブ兵士を踏みつける」シーンは手に持ったまま「ガツン!」そこでスッと乗り直し、最後のスピン剣戟を綺麗にこなして下手へハケ!上手く流れを切らさずに乗り切れて良かった~!!
冬の陣では幸村様の白地に紅梅の羽織が後ろの帯の結び目に引っ掛かり、裾が少しだけ上がってて(小さい子みたいで)何とも可愛らしいw感じでした。いや~~、もちろん文句なしにカッコいいんですけどね。あのちょこっと引っ掛かってるのがたまらなくキュートでしたwwwさすが我らがアイドル幸村様! ←ダメダメだな、自分。
恒例の日替わりアドリブ@めしやは「清海たちのゴツい手で作った料理を食った日には、悲しみで頭が禿げ上がってしまうわ!」(爆笑)目の前の栗色ポニテのお姿からは、出家したビジュアルが全然想像つかなくて吹きましたwww
そしてハプニングは第二幕にも。
冒頭、甚八(粟根さん)小介(玉置さん)コンビが「幸村は家康に会いに行った」と佐助(柳下くん)大助(渡部くん)鎌之助(松田さん)に伝えるシーン。
小介「豊臣って言っても、あの淀の方や秀頼~~なんてボンクラ連中じゃ、先は見えてますよ」
佐助(ツカツカツカ!と近寄り小介を殴りつける)
これ、もちろん当てないんですよ。
お芝居ですから!
でも・・・この日は運悪く佐助の右ストレートが小介の顔面をまともに捉えたああ!!!(爆)まさにクリティカルヒットで大流血!小介、呆然としてました。何とかお芝居の筋には影響なく小介もすぐ上手ハケで、ダメージもそれほどではなさそうだったのでホッとしました。いやはや、血のリアル演出だと思ってた人がいたかも知れませんね。
そして西芳寺での面会シーン・・・
これまでにも増して、いや、この日のインパクトたるや、これまで見てきたどの回よりも凄まじかった!!!
大 御 所 様 !!!
今日は大御所様神回でした。
少し語らせてください!!
里見浩太朗という役者の存在を完全に消し去り、その場にいるのはただただ200%本物の「徳川家康」――所詮お芝居でしょう?と思われる方は、直にあの姿を目にしたらいいと思う。
何もかもが「本物」の威厳と迫力。
圧倒的な存在感、大きさ、強さ、したたかさに身震い。
一方で新しい国の仕組みを誰よりも真剣に考え、自らの名も身も、百年二百年の平和の礎にするために捨てることを厭わない潔さには、清廉さすら漂う。ひとつひとつの台詞が、言葉が、狸親父と評された家康のイメージを圧倒的に塗り変えていく。
一方で幸村の持つ能力を誰よりも評価し、死なせたくないと思い「徳川につけ」と誘う。皮肉なものだ。幸村が身命を賭して守ろうとする豊臣方に彼を真に理解するものはなく、倒すべき徳川の最高権力者だけが彼を誰よりも理解していた事実。幸村は家康の「父性」にも似た度量を前に、刀を抜けなかった・・・その気持ちは、痛いほど分かった。そして刀を床に突き立てて悔しがる上川幸村の姿は青臭く、やはり里見家康の作り出す「強く高い壁」の前に、ヒヨコのように頼りなくすら見えた――。
この後の場面でも、大御所様の視線をちょうど真正面で受け止める位置の席にいた私は、あまりの「磁力」に、全身ガチガチになるほど固まって緊張していました。こめかみのあたりに冷汗すら感じる始末。初演でも思っていましたが、ひれ伏したくなるほどの威厳。震えを感じるほどの「恐れ多さ」この圧倒的なパワーが、この舞台の説得力そのものなんだよなあ・・・!と叫びたくなるような興奮を覚えました!!(いや~ホントに里見さんの大御所様、大好きです!!!)
そんな恐るべき家康様に会った後の殿、酔っ払いレベルがさらに上がっていたような・・・!?
呂律の回らなさやふらつき具合はどう見ても「ありがとうございますリアル酔っ払いですwww」 ←めっちゃ可愛いw
そして(3回目なのに泣いてしまった)夏の陣のラスト・・・!
群がる雑兵を追い払った後に、たった一人で舞台の中央に立ち尽くす幸村。
恐ろしい強さを見せていた彼が、ふっと気持ちが途切れたように片膝を付き、座り込む一瞬・・・
私(これ・・・・・・安居神社!!!)
そうなんです。史実の幸村終焉の地と伝わる安居神社の銅像の姿。あのイメージがたった今目の前にいる上川幸村に重なった瞬間、ぐわぁっ!と胸にこみ上げるものがありました。そう感じたのは私だけかもしれませんし、そうじゃないと言う方もいるとは思うのですが、アレを知っていたらもう、理屈抜きで、心が掻き乱される!!!
家康「真田幸村、日の本一の・・・つわものよ・・・」
この台詞の間、力のこめ方、そして黙って片合掌で冥福を祈る大御所様の素晴らしさ。
そこからはもう、カーテンコールまで声を殺して号泣でした・・・。
最近涙もろいのは何故だ・・・orz
初演よりもはるかにパワーアップした直接対決!!!
そして個人的に嬉しかったシーン。
才蔵どののラスト、「・・・・・・との」の声はやっぱりオフマイクじゃないと!!
オフマイクで唇だけが(声にならない状態で)呟くのが一番素敵なんです!!!!!!!(力説)
☆
本日劇場内のスタンド花は全て撤去されていました。
胡蝶蘭等の日持ちするお花だけ、それでも相当な数がありましたが・・・追加の写真です。
<了>
さて、3回目は14日(水)休演日明けの夜公演。前回ほどではありませんがSS席4列目通路すぐ脇!
真横を走り抜けていく十勇士&幸村様を観ずして何とする!?というテンションの上がりっぷり。
お休み明けでキャストも気合充分。殺陣もアクションもずいぶんこなれてきて、心が一つになって一丸で夏の陣に向かっていく・・・いい流れになってきました。
そして「今日の見どころ」冬の陣。ズラッと勢ぞろいした十勇士!うわ、近い!!
隣に才蔵どの(葛山さん)も大助くん(渡部くん)もいるのに、私の目はやっぱり殿に釘付けv ←
この場面w
「この戦の帰趨、我らの働きにかかっている!ものども、続けーっ!!!」
そして私の50cmほど横を、上川幸村様がシュタタタタターーーッ!と駆け抜けていかれました!!
風のように、と表現したいのですが、腰を落として素晴らしいスピードで駆け去っていかれたので、まさに「刹那」の間。風を感じると言うよりは、一瞬の影のような軽やかさと速さ。目を瞠りました!!出来ればスローモーションにしたいほど。「ああ~~~行っちゃった~~~!」と嬉しい反面ちょっぴり残念だったのは、仕方ないですかねw
☆
このあと十勇士と幸村様それぞれの奮戦ぶりが「見せ場」なのですが、この日は十蔵(三津谷くん)がまさかの落車!一輪車でバックしながら舞台を上がるシーンで、上りきった瞬間バランスを崩してしまったのです。スロープゆえに一輪車は坂の途中ど真ん中にとどまり、立ち位置が中段の十蔵は手を伸ばしても届かない状態に。
一瞬ヒヤリとしましたが、そこは十蔵も落ち着いて対応!立ったまま銃を撃ち放ち&投げ捨て、さらに駆け下りながら一輪車を拾い上げ、元々あった「一輪車に乗ったままモブ兵士を踏みつける」シーンは手に持ったまま「ガツン!」そこでスッと乗り直し、最後のスピン剣戟を綺麗にこなして下手へハケ!上手く流れを切らさずに乗り切れて良かった~!!
冬の陣では幸村様の白地に紅梅の羽織が後ろの帯の結び目に引っ掛かり、裾が少しだけ上がってて(小さい子みたいで)何とも可愛らしいw感じでした。いや~~、もちろん文句なしにカッコいいんですけどね。あのちょこっと引っ掛かってるのがたまらなくキュートでしたwwwさすが我らがアイドル幸村様! ←ダメダメだな、自分。
恒例の日替わりアドリブ@めしやは「清海たちのゴツい手で作った料理を食った日には、悲しみで頭が禿げ上がってしまうわ!」(爆笑)目の前の栗色ポニテのお姿からは、出家したビジュアルが全然想像つかなくて吹きましたwww
そしてハプニングは第二幕にも。
冒頭、甚八(粟根さん)小介(玉置さん)コンビが「幸村は家康に会いに行った」と佐助(柳下くん)大助(渡部くん)鎌之助(松田さん)に伝えるシーン。
小介「豊臣って言っても、あの淀の方や秀頼~~なんてボンクラ連中じゃ、先は見えてますよ」
佐助(ツカツカツカ!と近寄り小介を殴りつける)
これ、もちろん当てないんですよ。
お芝居ですから!
でも・・・この日は運悪く佐助の右ストレートが小介の顔面をまともに捉えたああ!!!(爆)まさにクリティカルヒットで大流血!小介、呆然としてました。何とかお芝居の筋には影響なく小介もすぐ上手ハケで、ダメージもそれほどではなさそうだったのでホッとしました。いやはや、血のリアル演出だと思ってた人がいたかも知れませんね。
そして西芳寺での面会シーン・・・
これまでにも増して、いや、この日のインパクトたるや、これまで見てきたどの回よりも凄まじかった!!!
大 御 所 様 !!!
今日は大御所様神回でした。
少し語らせてください!!
里見浩太朗という役者の存在を完全に消し去り、その場にいるのはただただ200%本物の「徳川家康」――所詮お芝居でしょう?と思われる方は、直にあの姿を目にしたらいいと思う。
何もかもが「本物」の威厳と迫力。
圧倒的な存在感、大きさ、強さ、したたかさに身震い。
一方で新しい国の仕組みを誰よりも真剣に考え、自らの名も身も、百年二百年の平和の礎にするために捨てることを厭わない潔さには、清廉さすら漂う。ひとつひとつの台詞が、言葉が、狸親父と評された家康のイメージを圧倒的に塗り変えていく。
一方で幸村の持つ能力を誰よりも評価し、死なせたくないと思い「徳川につけ」と誘う。皮肉なものだ。幸村が身命を賭して守ろうとする豊臣方に彼を真に理解するものはなく、倒すべき徳川の最高権力者だけが彼を誰よりも理解していた事実。幸村は家康の「父性」にも似た度量を前に、刀を抜けなかった・・・その気持ちは、痛いほど分かった。そして刀を床に突き立てて悔しがる上川幸村の姿は青臭く、やはり里見家康の作り出す「強く高い壁」の前に、ヒヨコのように頼りなくすら見えた――。
この後の場面でも、大御所様の視線をちょうど真正面で受け止める位置の席にいた私は、あまりの「磁力」に、全身ガチガチになるほど固まって緊張していました。こめかみのあたりに冷汗すら感じる始末。初演でも思っていましたが、ひれ伏したくなるほどの威厳。震えを感じるほどの「恐れ多さ」この圧倒的なパワーが、この舞台の説得力そのものなんだよなあ・・・!と叫びたくなるような興奮を覚えました!!(いや~ホントに里見さんの大御所様、大好きです!!!)
そんな恐るべき家康様に会った後の殿、酔っ払いレベルがさらに上がっていたような・・・!?
呂律の回らなさやふらつき具合はどう見ても「ありがとうございますリアル酔っ払いですwww」 ←めっちゃ可愛いw
そして(3回目なのに泣いてしまった)夏の陣のラスト・・・!
群がる雑兵を追い払った後に、たった一人で舞台の中央に立ち尽くす幸村。
恐ろしい強さを見せていた彼が、ふっと気持ちが途切れたように片膝を付き、座り込む一瞬・・・
私(これ・・・・・・安居神社!!!)
そうなんです。史実の幸村終焉の地と伝わる安居神社の銅像の姿。あのイメージがたった今目の前にいる上川幸村に重なった瞬間、ぐわぁっ!と胸にこみ上げるものがありました。そう感じたのは私だけかもしれませんし、そうじゃないと言う方もいるとは思うのですが、アレを知っていたらもう、理屈抜きで、心が掻き乱される!!!
家康「真田幸村、日の本一の・・・つわものよ・・・」
この台詞の間、力のこめ方、そして黙って片合掌で冥福を祈る大御所様の素晴らしさ。
そこからはもう、カーテンコールまで声を殺して号泣でした・・・。
最近涙もろいのは何故だ・・・orz
初演よりもはるかにパワーアップした直接対決!!!
そして個人的に嬉しかったシーン。
才蔵どののラスト、「・・・・・・との」の声はやっぱりオフマイクじゃないと!!
オフマイクで唇だけが(声にならない状態で)呟くのが一番素敵なんです!!!!!!!(力説)
☆
本日劇場内のスタンド花は全て撤去されていました。
胡蝶蘭等の日持ちするお花だけ、それでも相当な数がありましたが・・・追加の写真です。
<了>